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» 2019年08月28日 20時50分 公開

KDDI、9月に料金プラン改定へ 「多くのお客さまにご納得いただけるものを出す」

KDDIが、改正事業法に合わせ、9月に料金プランを改定する。2年契約プランの割引額が170円までに抑えられるが、大幅な値下げはなさそう。「auデータMAXプラン Netflixパック」と同様、解約金は1000円で統一される見通し。

[田中聡,ITmedia]

 今秋から施行される新たな電気通信事業法に合わせたプランを、KDDIが9月に発表する。その先駆けとなるのが、KDDIが9月13日から提供する「auデータMAXプラン Netflixパック」だ。同プランには、新たな2年契約である「2年契約N」が適用される。

 2年契約Nは、月額料金が170円割り引かれ、更新月以外の解約した際に適用される解約金が1000円となっている。現在、auでは2年契約プランの割引額は月額1500円で、解約金は9500円に設定されているが、改正事業法にのっとった形だ。

 解約金を1000円とした理由についてKDDI高橋誠社長は「総務省で議論をして、1000円とおっしゃった。許されている最大限の解除料を出した上で、一番安い料金を出す」と話す。解約金が下がることによって解約率が上がるリスクはあるが、「解約しやすい反面、うち(au)に来やすいという面もある」と高橋氏(※解約金の最大1000円は、当然ながら他キャリアにも適用される)。

 「サブスクリプションがバンドルされるとエンゲージメントが上がるのは、世界でも当たり前と言われている」ことから、auデータMAXプラン Netflixパックによってauユーザーのエンゲージメントが高まり、むしろ解約が抑えられることも期待される。

高橋誠 8月28日のau UNLIMITED WORLD発表会に登壇する高橋誠社長。9月に新たな施策を発表することを予告した
高橋誠 2年契約Nの初めての対象プランとなる「auデータMAXプラン Netflixパック」

改正事業法に合ったプランを9月に出す

 現在提供している料金プランも、解約金を1000円までとし、2年契約の割引額を月額170円以内にする必要があることから、コンシューマ事業企画本部 次世代ビジネス企画部 部長の長谷川渡氏によると、改正事業法にのっとったプランを9月に発表するという。この改定プランは2年契約Nの適用対象になり、解約金は1000円になる見通し。現行プランは10月1日以降、新規受付を終了する予定。

 2年契約の割引額が170円になるとしたら、現在の2年契約プランが1330円高くなるのか、2年契約でないプランが1330円安くなるのか、あるいは2年契約/2年契約でないプランのどちらも料金が変わるのか、さまざまなパターンが想定されるが、「今あるプランをどう焼き直すかは、9月に発表する」(長谷川氏)とのこと。

 長谷川氏は「お客さまがいらっしゃる世界なので、1300いくら値上がりになったらご理解いただけないと思う。多くのお客さまにご納得いただけるものを出す」と話し、現行プランからの大幅な値上げはなさそう。

 9月と言えば、10月にMNOとしてサービスインを控えた楽天モバイルが、上旬に詳細を発表する予定。高橋氏は、楽天の料金を見て、必要に応じて対抗する意向を示している。KDDIが9月に発表する改定プランは、改正事業法にのっとりつつ、楽天とも十分に勝負できる内容になりそうだ。

新しい端末購入補助も検討中

 端末購入補助については、現在提供している「アップグレードプログラムEX」が、改正事業法で定める「2万円まで」をオーバーしてしまうケースが多くなることもあり、2019年9月末で新規受付を終了する。改正事業法のルールにのっとった新たなプログラムも、9月に発表する。

 例年、新iPhoneは9月に発売されているが、2019年の新iPhoneが9月に発売されたとしても、9月末までは現行のアップグレードプログラムEXを適用できるかどうかは未定。総務省は、施行前でも改正事業法に反するプランを縮小するよう3キャリアに求めていることから、駆け込みで新iPhoneを今と同じくらい安く買えるようにはせず、アップグレードプログラムEXの対象には含めない可能性が高い。

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