Samsung Electronicsが8月7日にニューヨークで発表し、日本での発売も期待される「Galaxy Note10」シリーズ。約6.3型のディスプレイを搭載する「Galaxy Note10」と、さらに大きい約6.8型画面の「Galaxy Note10+」の2モデルが用意されているが、上位モデルの「Galaxy Note10+」をいち早く使ってみる機会を得た。率直なファーストインプレッションをお届けしよう。
ただし、筆者が使ったのは海外モデル向けモデルなので、日本で発売されるモデルとは異なる部分があるかもしれないことは、ご承知いただきたい。
Galaxy Note10+は、シリーズ最大の約6.8型の有機ELディスプレイを搭載している。約6.8型と聞くと、コンパクトなタブレットをイメージするかもしれないが、実際には横幅は約77.2mmに抑えられており、片手でつかめるサイズ感だ。ちなみに、前モデルの「Galaxy Note9」の画面サイズは約6.4型で、横幅は約76mmだった。画面を大きくなったが、そもそも細かったベゼルがさらに細くなり、前モデルと同等のサイズに抑えた、ということだろう。
インカメラを搭載する部分はノッチではなく、ディスプレイに小さな穴が開けられている。Galaxy S10/S10+では穴はディスプレイの右上にあるが、Note10+では画面中央上部に配置。いずれにしろ、ほとんどの部分がスクリーンで、画面占有率は90%を軽く超えているはずだ。
Sペンは、前モデルに引き続き、Bluetoothに対応。ただし、ペアリングしたり、充電したりする必要はない。本体から引き出すだけで、いつでも充電された状態で使えるからだ。
インカメラ部はピンホール状で、当然ながら写真や動画を表示した際の迫力が違う。何かを「見る」ためのデバイスとして、大きなアドバンテージを持っているといえよう。
ディスプレイの左右端をなぞって呼び出せるエッジスクリーンも健在。従来モデルと同様に、よく使うアプリを素早く起動できるのだが、画面が広くなったことにより、マルチウィンドウを起動して、2つのアプリを同時に起動する「アプリペア」の利用価値も高まったように思う。
カラバリは4色展開で、筆者は「オーラグロー」というカラーのモデルを借りた。光の当たり方によって、ゴールドに見えたり、ブルーに見えたり、パープルに見えたり、玉虫色の輝きを放すモデルで、Sペンはブルー。カラバリによってSペンの色も異なるので、購入する際は、そこもきっちりチェックしてほしい。
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