機内でもハッキリ聴ける? ノイキャン対応「AirPods Pro」を数日使って感じたこと(2/2 ページ)

» 2019年11月14日 06時00分 公開
[井上晃ITmedia]
前のページへ 1|2       

実際に使って感じたこと

 実際に使ってみて、AirPods Proを選ぶ最大のメリットは、やはりアクティブノイズキャンセルに対応したことだと思った。

AirPods Pro 駅のホームや電車内でも、ハッキリと英語のリスニングが行えた

 ノイズキャンセリングモードではかなりはっきりと環境音が消されるので、地下鉄で使えば、電車の走行音はほとんど気にならなくなった。鉄道の車内アナウンスや、女性の高い話し声などが辛うじて聴こえる程度だった。国際線の飛行機でも実際に使ってみたところ、飛行中の大きなノイズはさすがにゼロにはならないものの、9割以上は低減されたと感じた。

AirPods Pro ノイズキャンセリング・外部音取り込みモードの切り替えはiPhoneのコントロールセンターからも行える

 どちらも従来のAirPodsだったら、音量を非常に大きくしなくては音がはっきり聴こえないような環境だ。しかし、AirPods Proのノイズキャンセリングモードなら静かな部屋の中にいるときのように、小さい音量で楽しめる。最近は“耳の健康”にも注目しているAppleだが、それこそAirPods Proを使った方が間違いなく耳にはいい。

 音楽なら多少聴こえづらくても問題ないだろうが、Podcastを聴いたり、語学のリスニングを習慣づけたりしている人なら、ノイズキャンセリングなしでは言葉を聞き取れず致命的だった。音楽好きだけではなく、ラジオ好き、学生などもAirPods Proとの相性はいい。

 ちなみに、音源の再生中だけでなく、停止中にもノイズキャンセリングは有効にできる。耳栓的に使えば、場所を問わずに静かな環境を作って集中力を高めたり、マインドフルネスに没頭したりできる環境を作りやすい。筆者もカフェで仕事をしていると、隣のテーブルの世間話がうるさくて集中できないことがあるが、そんなときにもAirPods Proは頼りになった。

AirPods Pro AirPods Proを装着してリズムゲームの「Arcaea」を遊んでみたところ、レイテンシは若干感じた

 一方、レイテンシ(遅延)は非常に小さいが存在はする。いわゆる音ゲーの類を遊ぶ際には微妙なズレが気になるので、購入する前に理解しておこう。その他ジャンルのゲームアプリを遊ぶ上では問題ない。

やっぱりiPhoneで使いやすいのは魅力

 ここまでに挙げた特徴は、そこそこ高いノイズキャンセリング対応のヘッドセットなら実現できている。iPhoneユーザーがAirPods Proを選びたくなる魅力は別にある。それは、OSレベルでの連携によってスムーズに機能することだ。

AirPods Pro やはりスムーズな連携が魅力的

 ケースを開ければ勝手にペアリングされる。耳から外せば再生中の楽曲が自動で一時停止する。こうした使い勝手のよさを従来のAirPodsからキチンと踏襲しているからこそ、AirPods Proは多くの人の目に魅力的に映る。筆者を含め、「AirPodsのよさ」を既に知ってしまった人は、魅力的なワイヤレスイヤフォンに感じるはずだ。その上で、精度の高いノイズキャンセリングや外部音取り込みの便利さが際立っているのだから、評価が低いわけがない。

 視点を変えるなら、Androidのスマートフォンを使っている場合には、無理にAirPods Proにこだわる必要はない。他社製のワイヤレスイヤフォンには、より音質にこだわる製品も存在するだろうし、たとえ無理やりにAirPods Proを使えても、それは本来期待すべき体験ではなくなってしまうからだ。

結論は「電車や飛行機で聴くなら買い」

 AirPods Proの価格は、2万7800円(税別)。決して安いイヤフォンではないが、機能の使い勝手やプロダクトの仕上がりを鑑みれば、値段以上の価値があると思う。もし自身で使わない場合でも、プレゼントとして購入するのもありだろう。特に、通勤・通学や出張などで、電車や飛行機に乗る機会が多いiPhoneユーザーにとっては、必須アイテムとなりそうだ。

前のページへ 1|2       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年07月26日 更新
  1. 「0.2秒で冷却」をうたうペルチェ素子搭載の腰掛けファン Amazonで53%オフ (2026年07月24日)
  2. ドコモが「iPhone 17」シリーズや「iPhone Air」を値上げ 一部機種は残価も引き上げ、実質負担額の影響は? (2026年07月24日)
  3. JR東日本「分かりにくい」新幹線券売機を改善へ なぜ、スマホではなく「駅での最短1分購入」を実現? (2026年07月04日)
  4. 従来の健康保険証は7月31日で利用不可に 8月1日以降は「マイナ保険証」の利用を (2026年07月24日)
  5. 330円で手に入る「足元灯」「非常灯」 充電式になって利便性向上 (2026年07月25日)
  6. サムスンが「Galaxy Z Fold8」で横長折りたたみを投入する理由 AIの進化にもマッチ、“iPhone包囲網”も万全か (2026年07月25日)
  7. モトローラから新しいミドルレンジスマホ「moto g37」シリーズ登場 ソフトバンク、楽天モバイル、ドコモも取り扱い (2026年07月24日)
  8. なぜ「LINE VOOM」は嫌われたのか 保護者を悩ませた“子供たちの抜け道” (2026年07月24日)
  9. 界面活性剤とマイクロファイバーでタッチパネルをきれいに! ダイソーで220円の「スクリーンクリーナー」を試す (2026年07月25日)
  10. ダイソーで330円の「人感・明暗センサーLEDバーライト(Type-C)」が意外と便利 1人暮らしの帰宅時や非常灯に便利  (2026年07月18日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー