シニアの73.7%がスマホ利用「難しい」、理由上位は「類似アプリ」 イオンの調査結果から

» 2019年12月26日 19時26分 公開

 イオンモバイルは、12月26日に「2019年11月 シニアのスマートフォン利用に関する調査」の結果を発表した。調査期間は10月21日〜10月24日で、スマートフォンを利用していると回答した50歳〜79歳の男女1000人(予備調査1万人)を抽出した。

 50歳〜79歳の男女1万人が所有しているデバイスの最多は「ノートPC」の50.3%だった。次いで「スマートフォン(Android)」が45.1%、「スマートフォン(iPhone)」が23.4%となり、複数回答を再集計してスマートフォン所有者の割合は67.6%だった。

2019年11月 シニアのスマートフォン利用に関する調査

 スマートフォンを利用していると回答した50歳〜79歳の男女6803人に、月々に支払っている通信費を聞いた。最も多かった回答は「2000〜3000円未満」と「3000〜4000円未満」で14.1%(平均金額4425円)。大手3キャリア利用者4872人で最も多かった回答は「4000〜5000円未満」で14.2%(平均金額5272円)だった。格安SIM利用者1902人で最も多かった回答は「1000〜2000円未満」で36.1%(平均金額1490円)だった。

2019年11月 シニアのスマートフォン利用に関する調査

 スマートフォン利用者に1回あたりの平均通話時間を聞いたところ、最も多かった回答は「1分〜5分未満」で53.4%。男女別・年代別に見ると、どの年代の回答も「1分〜5分未満」が多く、女性は他の年代と比較すると高齢者ほど通話時間が長い傾向になることが分かった。

2019年11月 シニアのスマートフォン利用に関する調査
2019年11月 シニアのスマートフォン利用に関する調査

 さらに、スマートフォンを利用していると回答した50歳〜79歳の男女1000人を抽出して本調査を行った。電話やメッセージの頻度が毎日と回答した人の手段は、「ケータイ電話やスマートフォンでの電話」が19.6%、「LINEでメッセージのやり取り」が35.6%、「LINEでの音声通話」が5.8%、「メール」が33.5%、「固定電話(自宅の電話)」が4.4%だった。

2019年11月 シニアのスマートフォン利用に関する調査

 スマートフォンを利用する1日の平均時間は「30分未満」が32.2%と最も多く、次いで「30分〜1時間未満」が24.5%、「1〜2時間未満」が18.0%で、平均88分となる。利用しているアプリのジャンルは「天気」が74.1%と最も多く、次いで「ニュース」が46.4%、「ナビゲーション」が41.1%となった。

2019年11月 シニアのスマートフォン利用に関する調査
2019年11月 シニアのスマートフォン利用に関する調査

 スマートフォンを利用していて便利と感じる部分は「天気予報が見れること」が66.1%と最も多く、次いで「LINEなどのコミュニケーションツールで気軽に連絡を取れること」が65.1%、「乗り換え検索や地図・ナビゲーション機能を使えること」が60.7%となる。

2019年11月 シニアのスマートフォン利用に関する調査

 スマートフォンを利用していて難しいと感じることは、73.7%が何らかの難しい部分があると回答。理由の上位は「似たようなアプリがたくさんあってどれをダウンロードしていいのかわからない」が32.6%と最も多く、次いで「パスワードがアプリごとに様々で管理が大変」が32.4%、「アカウント設定(GoogleアカウントやAppleIDなど)」が22.1%となった。

2019年11月 シニアのスマートフォン利用に関する調査

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