ソフトバンクは2月7日、2019年度第3四半期の連結決算を発表した。全セグメントで業績が好調に推移したことから、通期の売上高と営業利益については当初予想から上方修正した。一方で、Zホールディングス(旧ヤフー)を連結子会社としたことで法人所得税の納税額が上乗せされることから、通期純利益の予想は据え置いた。
同決算の説明会において、同社の宮内謙社長が5G(第5世代移動通信システム)の商用サービスを3月末に開始することを明らかにした。
宮内社長によると、ソフトバンクの商用5Gサービスは、開始当初は“ピンポイント”なエリアにとどまるという。その後、2020年末までに5G端末のラインアップを拡充し、エリアも広げていくという。
商用サービスが始まるということで気になるのは通信料金だ。この点に関して、決算説明会での質疑応答でやりとりがあったので紹介する。
―― 5Gは来月始まるということですが、料金体系やエリアはどうなるのでしょうか。話をできる範囲で教えてください。
宮内社長 料金についての詳しい話は、時期が近づいたら榛葉(淳副社長)から説明する機会を設ける予定です。
吉澤さんや高橋さん(NTTドコモ社長、KDDI社長)もおっしゃっていますが、(5Gでは)アンリミテッド(容量無制限)の世界にならざるを得ないと考えています。私たちも「ウルトラギガモンスター+」の提供を開始して以来、お客さまの使うデータ通信量が月を追うごとにどんどん増えています。もっと膨大な情報を処理する時代が来るのではないでしょうか。
そういうことも踏まえて、5Gではアンリミテッド的なプランの提供は検討しています。いくら、という話はできないですが、もう少し待っていてください。
ドコモやauと同様に、何らかの形で容量無制限のプランを提供すべく検討を進めているようだ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.