店舗を変えるモバイル決済

商品を手に取りながらオンラインで購入 ヤフーやジョルダンが次世代型店舗を共同開発

» 2020年03月02日 18時55分 公開

 SBエンジニアリング、ジョルダン、ヤフーは、3月2日に次世代型店舗「QRECS(Quick and Real EC Shopping、キュレックス)」を発表した。

QRECS 次世代型店舗「QRECS」

 QRECSは、商業施設や鉄道の駅構内、駅ビルなどに設置することを想定した店舗。商品棚とデジタルサイネージを併設し、「Yahoo!ショッピング」の取扱商品などを手に取りながら購入できる。利用者は商品のサイズや素材などを実際に体感できる他、地方の名産品や旬のものなど、リアル店舗には在庫がない商品も購入できる。

 店舗内ではデジタルサイネージで欲しい商品を選択し、画面に表示されたQRコードをスマートフォン/タブレットで読み取ると、Yahoo!ショッピングの商品ページに遷移。購入した商品は指定した場所へ配送されるため、その場で持ち帰りが難しい大きな商品や重い商品も購入できる。

QRECS 利用イメージ

 QRECSの商品棚は、仕切りのあるタイプやハンガーラックタイプなどさまざまな種類を用意し、サイズもスペースに応じて柔軟に対応。月単位で契約でき、設置する商業施設はQRECSで商品を販売する出店者から出店料を受け取れるため、空きスペースを有効活用して新たな収益を創出できる。

 一方、Yahoo!ショッピングのストアはQRECSへの出店でユーザーに商品の実物を体感してもらえる他、これまでオンラインではリーチできなかったユーザー層へ商品を訴求できるとしている。

QRECS デジタルサイネージの表示イメージ

 あわせて、QRECSを設置する施設と、出店を希望するYahoo!ショッピングのストアの申し込み受け付けも同日に開始。多言語対応をはじめ、AIを活用した通過・滞留人数/サイネージの閲覧数、ユーザーの属性などを計測、分析していく。

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