OPPOが3月6日、5Gに対応したスマートフォンの新モデル「Find X2」と「Find X2 Pro」を発表した。
Find X2シリーズは、ディスプレイやカメラを強化した、OPPOのフラグシップスマートフォン。特に「包括的な5G体験を提供すること」(同社)に注力した。価格はFind X2 Proが1199ユーロ(約14万3000円)、Find X2が999ユーロ(約11万9000円)。
ディスプレイは6.7型、QHD+(1440×3168ピクセル)の有機ELを搭載しており、10億色の表現に対応する。ディスプレイの駆動速度が通常の2倍となる120Hzを実現し、スポーツなど動きの多い映像を視聴しやすくなるとしている。さらに、タッチサンプリングレートは240Hzまで向上させ、より素早く、正確なタッチ操作も期待される。
画質を向上させるディスプレイチップ「O1 Ultra Vision Engine」を搭載しており、HDR動画へ変換させる機能や、ストリーミング動画のフレームレートを30fps未満から60fpsや120fpsまで向上させる「Motion Clear」も備える。Motion Clearは、まずはNetflix、Amazon、YouTube、Tencent Sportsが対応する。
先代の「Find X」は、アウトカメラとインカメラがディスプレイ内に収納され、使うときだけリフトアップする構造を採用していたが、Find X2はこのような構造は採用しておらず、インカメラはディスプレイ内に、アウトカメラは背面に配置している。インカメラ周囲にパンチホールを空けることで、ノッチのないデザインを実現している。
Find X2 Proのアウトカメラは4800万画素の広角レンズ、4800万画素の超広角レンズ、1300万画素の望遠レンズという3眼構成。広角カメラは、ソニーのイメージセンサー「IMX689」を採用しており、OPPOが「業界最大サイズ」だとうたう、1/1.4型のセンサーサイズを実現。全画素で高速な位相差AFが可能なことも特徴に挙げる。カメラの評価機関「DXOMark」では、現在のところFind X2 Proが1位となっている。
画質劣化を抑えた10倍のハイブリッドズームも進化。Find X2 Proでは、画質やホワイトバランスを保ちながら、3つのカメラを切り替えることができ、自然で滑らかなズームが可能だという。夜景撮影用の「ウルトラナイトモード」は、60倍ズームまでの焦点距離に対応し、望遠でも夜景撮影ができる。3cmまでのマクロ撮影も可能。
Find X2 Proの動画撮影は、手ブレを抑える「Ultra Steady Video Pro」や4K HDR撮影、Live HDR動画の撮影にも対応している。
プロセッサは2モデルともSnapdragon 865を搭載している。内蔵バッテリーの容量はFind X2が4200mAh、Find X2 Proが4260mAhで、OPPO独自の急速充電「SuperVOOC 2.0」もサポートする。65Wの出力で充電をすることで、38分でFind X2 Proをフル充電できるという。2モデルともステレオスピーカーを搭載しており、Dolby Atmosにも対応する。
メインメモリとストレージは、Find X2 Proが12GBと512GB、Find X2が12GBと256GB。Find X2 ProはIP68の防水・防塵(じん)にも対応している(Find X2はIP54)。カラーはFind X2 Proがオレンジヴィーガンレザーとブラックセラミック、Find X2がブラックセラミックとオーシャングラスの2色。
OSは、Android 10をベースにした「ColorOS 7.1」を搭載。200のサードパーティー製アプリに適用できるダークモードにも対応している。
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