さて、今回のもう1つのウリ、AIの仕事を見てみたい。
機能は3つ。1つ目は「通行人を消す」機能。
これを使うには「アニメーション写真」をオンにする(その場合マスターAIはオフになる)。すると1秒間連写した一連の画像を生成してくれる。
そこから通行人を消したい写真を選ぶと、前後の他のカットと比較して通行人部分を消してくれるという仕組みのようだ。
再生アプリで「通行人を削除」を実行する。
実用性がどのくらいあるのか。これはいろんな環境で試してみたい機能だ。
次はAIがベストショットを選んでくれるというもの。これは分かりやすいのでシンプルに。
同じようにアニメーション写真で撮ると、自動的にAIが選んでくれるというわけである。
3つ目はけっこう意外だった「反射を消してくれる」機能。
ガラス越しに写真を撮ったとき、よけいな反射(特に自分の手とか)が気になることって多々あるわけで、目の付け所がいい。
今回の3つの中でこれの難易度が一番高そうで、有効性が気になるところである。
1つ1つのカメラのクオリティーを上げるだけでは済まないのがHuaweiらしいところ。
スペック以外の進化ポイントは「超広角カメラを動画撮影用」と位置付けたところと、AIを使った撮影後の処理に踏み出したところだ。
超広角カメラを動画用と位置付けるのは2020年のトレンドになりそうな気がする。
通行人を消したり反射を消したりするのは面白い着眼点。写真をシェアするときに、伝えたいところをきちんと伝えたいがための機能と思えばアリだ。どちらも技術的に難易度が高そうなので、体験会の作られたテスト用の空間ではなく、街に出てどのくらい実用性があるのか試してみたい。
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