Xiaomiは7月15日、「Xiaomi Ecosystem Product Launch」を開催。ウェアラブル端末「Mi Smart Band 5」や完全ワイヤレスイヤフォン「Mi True Wireless Earphones 2 Basic」など、同社のエコシステムを構成するスマートデバイスの新製品を発表した。これら製品の日本発売は未定。
製品発表に先立ち、Xiaomiの直近の業績などについて説明された。2020年はXiaomi創立10周年だが、今や世界でも有数のテクノロジー企業へと成長し、2020年第1四半期の売り上げの半分は海外から得ているという。スマートフォンのシェアでは、47のグローバル市場でトップ5内に位置している。
XiaomiはスマートフォンとAIoTデバイスの両輪で事業を進める「Dual-engine strategy」をとっており、スマホ以外にも、スマートTVやスマートスピーカー、ウェアラブルデバイスはもちろん、電動スクーターのようなライフスタイルアイテムまで幅広く取り扱っている。2020年5月時点で、2億5200万以上のIoTデバイスが、XiaomiのIoTプラットフォームに接続されているという。
製品の人気も非常に高く、ウェアラブルバンドや電動スクーターでは世界1位、完全ワイヤレスイヤフォンでは2位のシェアを持っていると紹介。また、テレビ市場では世界のトップ5に成長しているという。
スマートホームの分野にも注力し、IoTプラットフォームとそこにつながる多彩なIoT家電を提供していることも紹介。今後も多くの製品のリリースを計画しており、スマートホーム化を推進すると語った。
ただ、今回発表された製品はスマートホームとは関係が薄い、フィットネストラッカー、完全ワイヤレスイヤフォン、電動スクーター、スマートTV、ゲーミングモニターの5製品だ。
「Mi Smart Band 5」は、前モデルよりも20%以上画面サイズがアップした1.1型のカラー有機ELディスプレイを搭載。65以上のディスプレイデザインと、オレンジ、イエロー、ネイビーブルー、ブラック、ミントグリーン、ティールの6色のバンドが用意される。バッテリー駆動時間は最大14日間で、磁力で付くケーブルでバンドを外さずに充電できる。
5気圧防水性能を備え、プールやサーフィン、シャワーなど水の中でも利用可能。また、屋内サイクリングやエルプティカルバイク、ヨガ、ローイングマシン、縄跳びを含む11の運動を認識し、消費カロリーなどを計測する。
精度がアップした心拍センサーを搭載し、昼寝を含む睡眠状態やストレスレベルを計測できる他、生理周期の把握にも対応。さまざまなデータからパーソナル・アクティビティ・インテリジェンス(PAI)値を出力し、健康レベルを把握できる。
なお、連携させたスマホのカメラの遠隔シャッターボタンとして使うこともできる。
Mi Smart Band 5の希望小売価格は39.99ユーロ(約4900円)。早期に購入する場合は(early bird price:早期価格)は34.99ユーロ(約4300円)となる。
Mi True Wireless Earphones 2 Basicは、AppleのAirPods(第2世代)と同じ14.2mmの大型ダイナミックドライバを搭載し、高音質なサウンドを楽しめる完全ワイヤレスイヤフォン。フル充電で約5時間の連続使用が可能。ケースに入れることで約20時間のバッテリー駆動を実現する。
ケースのふたを開けると、Bluetoothがオンになっているスマホがイヤフォンを自動で認識し、簡単にペアリングできる。利用時は、片方のイヤフォンを耳から外すと自動でオーディオが停止し、装着すると再開。2つのマイクを搭載し、片方のマイクで周囲のノイズをフィルタリングしながら、もう片方のマイクでユーザーの声を拾うノイズ除去機能を備え、クリアな音声で通話ができる。
希望小売価格39.99ユーロ(約4900円)で、早期価格は29.99ユーロ(約3700円)。
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