「Xperia 1 II」のカメラを試す(後編) 専用アプリ「Photography Pro」の実力は?荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ(3/3 ページ)

» 2020年07月29日 10時00分 公開
[荻窪圭ITmedia]
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連写は秒20コマの超高速

 連写は何と秒20コマ。それもAF-Cモードでフォーカスを合わせながらの連写だ。

Xperia 1 II リアルタイム瞳AFを使って高速連写! 顔がフレームから外れても、ちゃんとピントは合わせ続けてくれた
Xperia 1 II 連写した中から1枚。ちゃんと顔にフォーカスが来ている

 ただし、超高速連写ができるのは24mm相当の広角カメラのみ。他の2つだと連写速度は落ちる。70mmの望遠カメラで高速連写できればよかったのに、と思う。

 Photography ProはこのようにデジカメとしてXperia 1 IIの性能を引き出してくれるのだ。

 デジカメ的に働くので、スマホカメラならではの背景ぼかしはないし、インカメラにも切り替えられない。そういうときは素直に標準カメラアプリを使うべし。

 もう1つ、スマホカメラならではの撮影として「露出を変えながら超高速連写して合成する」オートHDR機能があるのだが、Photography Proではそれもデフォルトではオフで、同社のデジタルカメラの基本機能である「ダイナミックレンジオプティマイザー(DRO)」になっている。でも設定で「オートHDR」を選ぶこともできる。

Xperia 1 II 「DRO」で撮影。明るい屋外は白トビしているが、室内の渋い雰囲気が出ている
Xperia 1 II 「オートHDR」に設定を変えて撮影。室内は明るく屋外も白トビしないが、ちょっと不自然さは残る

 これはお好みで、だな。

標準カメラアプリとPhotography Proを使い分けるべし

 で、Photography ProでXperia 1 IIを使ってみた感想だけど、「うまく標準カメラアプリとPhotography Proを使い分けるべし」ってことだ。

 カメラを使い慣れている人はカメラキーの長押しでPhotography Proの方が感覚的にさっと設定できて撮影を楽しめるはず。操作感はとてもよい。

 しかもXperia 1 IIならではの高速で賢いAF(特に動物AFは素晴らしい)を堪能しつつ、露出補正やホワイトバランスのマニュアル設定を駆使してイメージ通りの写真を撮れる。特に16mmと24mmがよい。

 難点は縦位置撮影をしづらいことくらいか。

Xperia 1 II 梅雨がなかなか明けない中、不意に青空が来たので思わず超広角で撮ってしまった

 フルオートでAIを駆使して「シャッターは自分で押すからあとはカメラが良きに計らう」という方向に走っているスマホカメラとは真逆の「これはスマホであると同時に、Cyber-shotやαの仲間なのだ」という方向性を出してきたソニーの第一歩としてはすごく評価したい。

 あとは、αにはあるのに搭載されなかった「ピクチャーエフェクト(アート作品風のエフェクトを加えられる機能)」や「クリエイティブスタイル(画質を調整する機能)」も入れてほしいかな。その辺、アップデートでバージョンアップできるというスマホのよさを生かして、どんどんアップデートしていってほしいなと思うのである。

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