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» 2020年07月29日 10時00分 公開

「Xperia 1 II」のカメラを試す(後編) 専用アプリ「Photography Pro」の実力は?荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ(2/3 ページ)

[荻窪圭,ITmedia]

動物対応AFはα7より使いやすい!

 Photography Proのもう1つのよさは、Xperia 1 IIのカメラ性能を引き出してくれること。標準カメラアプリでもできるようにしてくれよ、と思わなくもないけど、それはそれとして、筆頭にあげたいのはAF。

 瞳にAFを合わせ続けるリアルタイム瞳AFが動物にも対応したのだ。Xperia 1 IIのカメラは現在ヒットしているデジタル一眼、αシリーズを意識しているわけだが、このAFはα7にもまだ搭載されてないのだ。

 α7系も人物と動物の両方の瞳AFに対応しているが、あちらは「人物」か「動物」かをあらかじめ決めておかないとダメ。

 Xperia 1 IIはその必要がないのだ。人にも動物にもいけるのである。しかも動物自体を認識するので瞳が見えていなくてもOK。

Xperia 1 II このアングルでもちゃんと猫の顔にAF枠が出るのは素晴らしい

 で、シャッターを半押しにするか、AF-ONをタップしてAFをオンにするとガチでフォーカスを合わせ始め、瞳があるとそこにフォーカスが来るのだ。

Xperia 1 II 猫の目を見つけると小さな緑の枠が出る。AF-Cにしておけば追ってくれる

 そして撮ったのがこちら。被写体が真ん中にいなくても、ちゃんと目にフォーカスを合わせてくれる。これは優秀。

Xperia 1 II 「保護猫シェルターqueue」にて撮影。ちゃんと目にピントが来ている!

3つのカメラを切り替えて使ってみたが……

 AFが高速なのでAF-CモードでAF-ONにして緑のAF枠が動き回るのを見ながら撮るのが楽しいかと思う。

 もちろん人物にもOK。

Xperia 1 II 70mmの望遠カメラでポートレート

 これは70mm相当の望遠で撮ったもの。人を撮るときは広角カメラの24mmだとちょっと広角過ぎて形がきれいに出にくいから。

 カメラの切り替えは画面左下の焦点距離の数字で。16mm、24mm、70mmから選べる。もちろんそれに応じてカメラが切り替わるわけだ。

Xperia 1 II 左下のレンズの焦点距離のところをタップすると3つから選べる

 16mmだとレンズはF2.2。超広角の遠近感を生かして楽しめる。

Xperia 1 II 超広角ならではのパースを楽しんでみた。この極端な遠近感がいい

 24mmは他の2つより大きくて良いセンサーを搭載しており(詳細は前編で)レンズもF1.7と明るい。メインカメラだ。

Xperia 1 II 広角カメラで全身を撮影。全身を撮るにはいいけど、寄って撮るには広角ならではの遠近感が出ちゃう

 で、24mmだとポートレートを撮るには広角過ぎる、70mmはいきなり望遠になっちゃう。その間はデジタルズームだ。感覚的には「3本のズームレンズを切り替えながら使う感じ」なのだ。

 そこで50mmにしてみた。iPhone 11 Proの望遠カメラが52mm相当なので同じくらい。

Xperia 1 II デジタルズームで50mm相当にしてみた
Xperia 1 II 50mmくらいが使いやすいが、デジタルズームになるのでちょっと描写力が落ちるのが残念

 人を撮るにはこのくらいが扱いやすい。

 ちなみに、24mmの広角カメラで撮る70mm(つまりデジタルズーム)と、70mmの望遠カメラで撮る70mmでは後者の方が圧倒的に高画質なので、24mmでのデジタルズームをあまり引っ張るのはおすすめしない。

 カメラとして使ってみると、24mmと70mmの間がちょっと空きすぎていて、クオリティーを重視するならその間を何とかしたいなと思う。そうだな、大三元レンズ+標準レンズってことで、16、24、50、70mmのクアッドカメラにするのはどうだろう。

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