「Pixel 4a」を試す Pixel 4に迫るカメラ性能、ミッドレンジ市場で台風の目になるか石野純也のMobile Eye(2/2 ページ)

» 2020年08月08日 07時33分 公開
[石野純也ITmedia]
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FeliCaやeSIM搭載がうれしい半面、質感は価格相応か

 日本版のPixel 4aは、FeliCaに対応しており、おサイフケータイやGoogle Payを利用できるのも、うれしいポイントだ。モバイルSuicaやiD、QUICPay、楽天Edy、nanaco、WAONなどに対応しており、電子マネーの種類はApple Payよりも多い。SIMロックフリースマートフォンでは、まだ搭載の有無が分かれる機能なだけに、きちんと日本仕様をフォローしてきた点は評価できる。

Pixel 4a FeliCaを搭載しており、おサイフケータイやGoogle Payを利用可能

 eSIMに対応しているのも、うれしいポイントといえる。物理SIMとしてはシングルSIMだが、eSIMのプロファイルをダウンロードすればデュアルSIM化が可能。eSIMを一般に広く提供する国内キャリアは、IIJmioと楽天モバイルのみで、まだまだ選択肢は少ないが、物理SIMの1回線目と別に設定することで、データ通信料を節約することが可能だ。

Pixel 4a eSIMにも対応。物理SIMとDSDS(デュアルSIM/デュアルスタンバイ)で利用できる

 なお、発売前の端末になるため、両キャリアとも利用の可否は発表していない。筆者が契約するIIJmioのeSIMプロファイルをダウンロードしてみたところ、正常にデータ通信できたことは付け加えておきたい。APNもプロファイルダウンロード後に自動で設定された。

Pixel 4a IIJmioのeSIMプロファイルをダウンロードできた

 ミドルレンジモデル並みの価格ながら、カメラや処理能力はどちらかと言うとハイエンド寄りのPixel 4aだが、やはり価格相応なところもある。分かりやすいのは、端末の質感だろう。ガラスやメタルといった素材をふんだんに使っていたPixel 4に対し、Pixel 4aはポリカーボネートのユニボディー。Pixel 4も、素材感を強調したデザインではないため、一見似ていると思われるかもしれないが、触ってみると違いは一目瞭然。ポップな印象はあるものの、チープさを感じることは否めない。

Pixel 4a カラーはJust Blackのみ。ポリカーボネートのユニボディーで、質感はややチープ

 同価格帯のミドルレンジモデルでは、金属やガラスを使うのが一般的になりつつある中、ポリカーボネートのボディーは質感で負けている印象を受ける。ポリカーボネートの素材感を生かしたポップなカラーリングをするという手もありそうだが、残念ながらPixel 4aは冒頭で記載したようにJust Blackのみ。カラーバリエーションを減らしてコストダウンしたのかもしれないが、選ぶ楽しみがないのは少々残念だ。

 また、ストレージは128GBで、Pixel 4の最小構成よりも多いが、microSDに非対応のため、もう1つ上の選択肢は欲しいと感じた。写真についてはGoogleフォトを有効活用すればストレージは空けておけるものの、画質を劣化させずに保存できる容量には限りもある。いずれにしても、長く使うのであれば、写真はGoogleフォトに、音楽はYouTube Musicにと、同社のクラウドサービスを有効活用する必要がある。

Pixel 4a ストレージは128GBだが、ヘビーユーザーにはやや足りない可能性も

 不満点もあるが、カメラ性能や処理能力は、一般的なミドルレンジモデル以上。特にカメラの写りに関しては、ミドルレンジの中ではトップクラスと太鼓判を押せる。この価格帯で強かったHuaweiがGMS(Google Mobile Service)を採用できなくなり、その座を奪おうと各メーカーが相次いでミドルレンジモデルを投入している中、Pixel 4aは台風の目になりそうな1台といえそうだ。

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