Photoshop Expressモードでは自動補正前の写真と補正後の写真の両方を記録してくれるので見比べてみると、自動補正で何をしようとしているのかがよく分かる。
次の2枚は自動補正前と後の写真。よく見ると違いがけっこうあるのだ。
空の部分を見ると、白くなりかけた青空が復活しているし、木々を見ると影で暗くなっているところも鮮やかになっている。派手じゃないけど、非常に実用的な処理がかかっているのが分かるかと思う。
時にはそれがネガティブに働くこともあるのだけどね。これは多分、外光や白い皿が明るすぎるので、そっちを抑えにかかっちゃって、撮影者の意図と違っちゃった例だ。
どうやらPhotoshop Expressが威力を発揮するのは明暗差が大きなシーンのようだ、ってことでこんな構図を。
通常のカメラとPhotoshop Expressモードの自動補正で比べると、確かにPhotoshop Expressモードの方が白トビが抑えられてしっかり撮れている。
でも、こういうシーンではHDRを使うのが一般的だ。arrows 5Gもその機能を持っているが、「HDRをオンにするとAIシーン認識や手ブレ補正などが働かなくなる」のである。
これは残念。でも写りがこれだけ変わる。
悩ましいところですな。
ちなみに、連写機能も他とのトレードオフになる。
細かいことではあるけど、ちょっと残念。どの機能を優先するかという問題も発生するけど、うまいこと回避できなかったのかな、両立できなかったのかなと思う。
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