5Gが創出する新ビジネス

ソフトバンクら、5Gを体験・検証できる「5G X LAB OSAKA」10月1日オープン

» 2020年09月30日 13時44分 公開

 ソフトバンクは、10月1日に大阪市とAIDOR共同体、i-RooBO Network Forumと5G関連ビジネスの共創を目的とした施設「5G X LAB OSAKA(ファイブジー・クロス・ラボ・オオサカ)」をオープン。対象は法人で、完全予約制となる。

ソフトバンク 5G X LAB OSAKA

 施設内には「展示・体験ルーム」と「検証ラボ」を設置し、企業は5Gのデモンストレーション体験や5Gを活用した製品・サービスの検証などが無償で行える。5G関連ビジネスの開発支援やビジネスパートナーのマッチングなどもサポートし、2025年日本国際博覧会(関西万博)を見据えた取り組みを行っていくとしている。

 展示・体験ルームには災害復旧や工事の自動化、画像検査に役立つ各種ロボットアーム、遠隔作業支援や施工検証などに使えるMR(複合現実)デバイスを活用したソリューション、車両などを遠隔地から低遅延で操縦できるシステム、人の密集を回避するデジタルサイネージや移動型サイネージなど、5Gを活用した製品・サービスを約20種類展示。デモンストレーションを含めて約1時間で見学・体験できる。

ソフトバンク 展示・体験ルーム

 検証ラボには試験用基地局を設置し、外部の影響を受けないよう設計された「シールドテント」内でロボットの遠隔操作検証や高速・大容量の機能を検証するスループット測定など、企業が持ち込んだ機器やアプリの動作検証が行える。開発スペースも併設し、今後はスタッフによる技術相談や開発支援も行う予定だ。通信環境は5G(3.9GHz帯)、4G LTE(700MHz帯、1.7GHz帯、2.1GHz帯、3.5GHz帯)を利用でき、予約は1日単位。

ソフトバンク 検証ラボ

 本施設は大阪市がテクノロジービジネスを支援するための拠点「ソフト産業プラザTEQS」内に設置され、同拠点が展開する各種支援メニューを利用することが可能。先端技術に関する講座の受講や専門家への相談が可能な「ビジネス開発プログラム」などに参加でき、ソフトバンクも技術サポートを行う。さらに、5Gに関する研究会やセミナーを通した技術情報の共有や実証実験、ビジネスパートナーのマッチングもサポートする。

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