スマートウォッチ「wena 3」登場 SuicaとAlexa対応、バックルに機能を集約

» 2020年10月01日 16時22分 公開
[田中聡,ITmedia]

 ソニーが、スマートウォッチ「wena」シリーズの最新モデル「wena 3」を発表。2020年11月27日に発売する。家電量販店、時計量販店、ソニーのECサイト「First Flight」、ソニーストアで取り扱う。

 wenaは、ソニーのクラウドファンディングから生まれたスマートウォッチ。バンド部分にスマートウォッチの機能を搭載し、時計のヘッドを自由に組み合わせられることを特徴としてきた。

 第3世代のwena 3では腕時計のバックル部分にスマートウォッチの機能を集約。バックルとバンドが分離可能になったことで、バンドを交換しやすくなった(従来はバックルとバンドが一体化していた)。また、これまでは「wena wrist」という商品名だったが、より分かりやすくするよう「wena」のみに変更している。

wena 3 バックル部分に機能を集約させた「wena 3」。素材はmetal、leather、rubberの3種類を用意
wena 3wena 3 wena 3 leather Brownとwena 3 rubber Black

 バンドの素材とカラーはwena 3 metal(シルバーとプレミアムブラック)、wena 3 leather(ブラウンとプレミアムブラック)、wena 3 rubberの計5種類を用意。市場想定価格はwena 3 metal Silverが3万3000円前後、wena 3 metal Premium Blackが3万5000円前後、wena 3 rubber Blackが2万4000円前後、wena 3 leather Premium Blackが3万2000円前後、wena 3 leather Brownが3万円前後。

 ヘッドについては、山中俊治氏とジウジアーロ氏がデザインした2種と、コラボモデル3種を発売する。11月27日に発売する「wena head designed by Shunji Yamanaka」は、ベゼル部分に食い込んだ3つのサブダイアルが目を引く。市場想定価格は5万9000円〜6万円前後。2021年3月12日に発売予定の「wena head designed by Giugiaro Architettura」は、モータースポーツでの使用を想定しており、ヘッド部が左右に30度ずつ回転する。市場想定価格は5万8000円〜5万9000円前後。

wena 3 「wena head designed by Shunji Yamanaka」
wena 3 「wena head designed by Giugiaro Architettura」

 従来通りFeliCaを搭載していることに加え、wena 3ではSuicaも利用できるようになった。iOSとAndroid向けwenaアプリからSuicaを発行してクレジットカードによるチャージができる。ただしオートチャージや定期券の登録には対応していない。この他、楽天Edy、iD、QUICPayなども引き続き利用でき、バックル部分をリーダーにかざすだけで改札を通過したり支払ったりできる。

wena 3 スマホからSuicaを発行してwenaで利用可能になった

 wena 3はおおむね1週間バッテリーが持続する他、約24時間の予備電力を内蔵している。外出先でバッテリーが切れてしまっても、24時間以内なら5回まで電子マネーを使うことができる。

 バックルに搭載した有機ELディスプレイはタッチパネルに対応しており、通知、スケジュール、天気予報、アラームなどの情報を左右にスワイプして確認できる。照度センサーを搭載しているため、周囲の明るさに応じて輝度を自動で調節できる。

wena 3 ディスプレイタッチパネル対応に。受信したメッセージの表示も可能

 Alexaも搭載しており、wena 3のボタンを押して話しかけるだけで天気予報を確認したり、対応するスマートホーム製品を操作したりできる。

 活動ログの記録も可能。歩数や消費カロリーに加え、最大酸素摂取量(VO2 Max)、眠りの深さ(4段階)、ストレスレベルなどを測定できる。VOS Maxが大きいほど体力の評価値が高いことを意味し、健康を示す指標と考えられている。ソニー独自のデュアル光学式心拍センサーを備えていることも特徴。従来の緑LEDに加えて赤LEDを照射することで、手首や指の動きによって発生するノイズを除去し、より正確な心拍数を計測できるという。

 スマートロックの「Qrio Lock」に対応しており、wena 3からQrio Lockの解錠と施錠ができる。紛失防止機能「MAMORIO Inside」にも後日対応する予定となっており、wena 3を紛失した際にスマートフォンからその所在を確認できる。

 時計メーカーとのコラボも進め、ヘッドとバンドをセットにしたオリジナルモデルも発売する。ラインアップと市場想定価格は以下の通り。

  • シチズンのスポーツウォッチブランド「PROMASTER」とコラボした「wena 3 -PROMASTER Edition-」(9万9000円前後)
  • セイコーの「BRIGHTZ(ブライツ)」とコラボした「wena 3 -BRIGHTZ Edition-」(13万9000円前後)
  • セイコーの機械式時計とコラボした「wena 3 -SEIKO Mechanical Edition-」(8万4000円前後)
wena 3 「wena 3 -PROMASTER Edition-」
wena 3 「wena 3 -BRIGHTZ Edition-」
wena 3 「wena 3 -SEIKO Mechanical Edition-」

 wena 3ではバックルをモジュール化し、時計メーカーが自社の製品にwena 3を組み込んで販売できるよう協業を進めていく。まずはセイコーウォッチと協業を行い、「wiredwena」を共同開発。セイコーウォッチが、「wiredwena」2モデルと「wiredwena 攻殻機動隊SAC_2045 コラボ」2モデルを2021年1月15日に発売する。またシチズン時計とも提携し、2021年夏ごろに同社が提供するIoTサービス「Riiiver」にwena 3が対応する予定。

wena 3 セイコーウォッチと共同開発した「wiredwena」

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