これ以上スマート家電を導入できないだと?――スマートリモコンとWi-Fiルーターで切り抜けたテレワーク時代のスマート家電(2/3 ページ)

» 2020年11月05日 12時00分 公開
[渡辺まりかITmedia]

立ちはだかるWi-Fiルーター接続台数の壁

 在宅ワークを快適にしたいとの趣旨で、次から次へと未知なる製品を導入している我が家であるが、スマート家電が増えたことにより、逆に仕事の快適さが奪われるのではないかと不安を覚えるようになってきた。

 というのも現在、我が家で使っているWi-FiルーターはASUS JAPANの「RT-AC87U」で、2014年に発売された製品だ。電波はよく飛ぶし、IEEE 802.11acに対応しており速度も申し分ないのだが、接続台数は18台となっている。

 それが今にも上限に達しそうなのだ。

RT-AC87U 筆者と複数回転居を共にしたRT-AC87Uも、まもなく6年を迎える。導入した当初は、こんなにスマート家電を導入すると思っていなかったので「18台もあれば、充分だよねぇ」などと言っていた
RT-AC87U そんな我が家も、今や15台もルーターにぶら下がっている状態に。家人の帰宅と共に4台のスマホが加わると、ルーターの上限台数を超えてしまう

 思えば、家族のものを含めて4台のノートPCと8〜10台ほどのスマートフォン、4台のAlexa対応端末、Fire HD端末が4〜5台ほどある。もちろん、全部同時に稼働するということはないのだが、常時接続が必要なスマート家電やスマートリモコンがそこに加わった。

 スマート家電のためにファイルのアップロードができない、メールを取りこぼす、Googleドキュメントにアクセスできないといったことになったら仕事に支障をきたしてしまう。スマート家電によって自宅での仕事を快適にしたいと考えていたのに、これでは本末転倒だ。

 早急に、接続台数の多いWi-Fiルーターを探さねばならない。できれば2万円ほどの金額に収めたい。

 といったことを考えていたところ、メッシュWi-Fiを簡単に構築できるというWi-Fiルーターブランドの1つベルキンのLinksysから、(同ブランドとしては)安価なゲーミングWi-Fiルーター「MAX-STREAM AC3000 MR9000X トライバンド Wi-Fi 5 メッシュゲーミングルーター」(以下、MR9000X)が出るとの情報を得た。記事執筆時点でのAmazon価格は税込み1万7000円台だったが、今では2万400円となっていた。

MR9000X 新たに導入した「MAX-STREAM AC3000 MR9000X トライバンド Wi-Fi 5 メッシュゲーミングルーター」
MR9000X これまで使ってきた左のRT-AC87Uと比べると、新しいルーターはだいぶ省スペース化されている

 MR9000XはIEEE 802.11ac接続対応で、5GHz帯×2、2.4GHz帯×1のトライバンド接続を利用可能だ。LinksysのWebサイトには掲載されていないが、Amazonの商品紹介ページによれば、接続台数は「25台以上」となっており、ベルキンの広報担当者によれば、その数字は「高速通信可能台数」とのこと。スマート家電など、とりあえずネットにつながっていればいい、というレベルのものであれば、もっと接続できそうだ。

 というわけで、質問ついでにMR9000Xをお借りした。

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