武田総務大臣が大手キャリアの「ブランド間乗り換え」の問題点を指摘 KDDIとソフトバンクはどう受け止めた?

» 2020年11月27日 20時30分 公開
[井上翔ITmedia]

 既報の通り、武田良太総務大臣は11月27日、閣議終了後の記者会見において、大手キャリアの「格安(サブ)ブランド」が抱える課題を指摘した。

 格安ブランドといえば、KDDIと沖縄セルラー電話の「UQ mobile」、ソフトバンクとウィルコム沖縄の「Y!mobile」のことを指す。KDDIとソフトバンクは、武田大臣の“指摘”をどう受け止めたのだろうか。

武田大臣 定例記者会見で資料を示しながら問題点を指摘する武田良太総務大臣
会見の模様

おさらい:武田大臣の指摘

 記者会見において、武田大臣が主に指摘したのはメインブランド(au、ソフトバンク)と格安ブランド間の乗り換え手続きの問題点だ。

 記者会見をまとめた記事でも解説した通り、メインブランドとサブブランドは元々、別の事業者(MNOまたはMVNO)であった。その名残で、相互の移行時にはMNP手続きが必要となる。

 それに絡んで、武田大臣は以下のような問題が生じ、割安な料金への移行を阻害しているのではないかと指摘した。

  • 同じ事業者内の移行なのに、乗り換えに煩雑な手続きが必要
  • 同じ事業者内の移行なのに、手数料が最大1万5500円かかる
  • 格安ブランドからメインブランドの移行には手数料を無料化(または相殺)する特典があるのに、メインブランドからサブブランドへの移行には手数料がフルにかかる
熱弁 公共の電波を使っている事業だからこそ、大手キャリアは国民に誠意を示すべきだと持論を述べた武田総務大臣

格安ブランドを抱えるKDDIとソフトバンクの反応

 武田大臣の発言を、格安ブランドを抱えるKDDIとソフトバンクはどのように受け止めたのだろうか。両社のコメントを掲載する。

KDDIのコメント

 (ブランド間の)移行に係る手数料などについてのご指摘は真摯に受け止め、その内容の見直しも含め前向きに検討していきたい。

ソフトバンクのコメント

 ソフトバンク、ワイモバイルのダブルブランドでお客さまが最適なプランを選択いただけるようサービスを展開し、お客さまにきちんと情報発信していくとともに、これからもお客さまのニーズや市場環境を見ながら、継続的にサービスを検討していく。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年06月27日 更新
  1. 「海外からの迷惑電話が解消した」との声も NTTタウンページの「詐欺対策」アプリ、累計100万ダウンロード突破 (2026年06月25日)
  2. 年会費9万9000円の価値はある? 最上位クレカ「Olive Infinite」と「Visa Infinite」の違いと持つべき人 (2026年06月25日)
  3. 「モラルが欠如している」──LINE安否確認で“悪ふざけ”、SNSで批判の的に (2026年06月26日)
  4. ソフトバンクが「今回もやる」とGalaxy S26を月額1円で販売――販売方法を早急に見直さないと撤退を迫られるメーカーも (2026年03月08日)
  5. 「iPhone 17e」と「iPhone 17」どちらが買いか? 2機種を使い込んで分かった“スペック表にない違い” (2026年04月29日)
  6. スマホの短期解約、最長1年の「継続利用」容認で抑制へ 「お試し割」は統合 総務省が取りまとめ (2026年06月25日)
  7. 「日本は6G周波数の議論すら始まっていない」 クアルコムが抱く危機感と、AI時代の次世代通信 (2026年06月26日)
  8. iPhoneそっくりなだけじゃない、コラボモデルもある「HONOR 600 Pro」 (2026年06月26日)
  9. 「実質24円」は今後も続く? スマホ残価設定は「現状維持」、残価率の一律化は「適当ではない」と総務省が評価 (2026年06月25日)
  10. ソニー「aibo」の国内販売終了 なぜ、人に愛される存在になったのか (2026年06月25日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー