携帯料金、サブブランドのみの値下げは「羊頭狗肉」 武田総務大臣が批判

» 2020年11月20日 14時26分 公開
[田中聡,ITmedia]

 武田良太総務大臣が、11月20日の会見で携帯料金値下げについて言及した。

武田総務大臣 武田総務大臣

 政府の携帯料金値下げの要請に応えるべく、ソフトバンクは「Y!mobile」、KDDIは「UQ mobile」のサブブランドで、4000円前後の20GBプランを発表。これらは安価な大容量プランに位置付けられる。

UQ mobile Y!mobileとUQ mobileの新たな20GBプラン

 武田氏は10月30日の会見で、サブブランドの新プランを契機に「事業者、ブランド問わず、利用者にとって魅力的な料金・サービスの選択肢が新たに出てくることは間違いない」と期待を寄せていたが、肝心のメインブランド(ソフトバンク、au)で値下げをしないことは「問題」とした。

 「コロナ禍で地域経済が停滞する中で、家計の負担を考えたときに、携帯料金が下がったことを利用者の方が実感していただかないと、まったく意味がない。アクション・プラン発表後、サブブランドによる割安なプランが発表されて、確かに選択肢は増えたが、多くの利用者が契約しているメインブランドについては、まったく新しいプランは発表されていない。これが問題」(武田氏)

 武田氏はさらに「羊頭狗肉という言葉が適切かは分からないが、『いろんなプランを作りました。後は利用者の方々次第ですよ』というのはあまりにも不親切ではないか。形だけが割安なプランが用意されたのではまったく意味がない」と批判した。携帯の料金プランについては「分かりにくさ」が問題点に指摘されていることもあり、「特にお年寄りについては、もっと分かりやすい丁寧なやり方を自ら考えてしかるべきだ」とした。

 武田氏は「全てのみなさま方が低廉化の恩恵を享受するためには、事業主(キャリア)の皆さんにも協力してもらわないといけない」と話し、メインブランドでも値下げをすべきとの考えを示した。携帯料金の低廉化についてはモニタリングを継続し、負担軽減が進まなければ、「さらに一歩踏み込んだアクション・プランを作る準備をしている」と予告した。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年10月23日 更新
  1. 「iPhone Duo」を試して分かった9つの疑問と本音 36万円超の折りたたみスマホは「買い」か? (2026年10月21日)
  2. モバイルSuicaの新決済「teppay」を早速試した 店員への伝え方や決済音は? スムーズに決済できる? (2026年10月22日)
  3. スマホに「microSDスロット」はまだ必要? 自分に合ったデータの保存方法を考えよう (2026年10月18日)
  4. ドコモ純正「スマートウォッチ02」 睡眠データを分析可能、2000項目以上の試験をクリア (2026年10月22日)
  5. スマホの「充電80%止めで長持ち」「挿しっぱなし充電NG」は本当? 実験で見えた意外な結果 (2026年10月18日)
  6. ドコモが一部サイトで緊急メンテナンス、現在は完了 不正アクセスは確認されず (2026年10月22日)
  7. 「teppay」導入記念、ビックカメラSuicaカード連携で最大35%還元 カード入会で1万1000円相当付与も (2026年10月21日)
  8. デジタル庁が「Androidのマイナンバーカード」対応機種を公表 属性証明機能を使える機種は限定的 (2026年10月19日)
  9. Suicaとどう違う? 新コード決済「teppay」の使い方から加盟店まで、まとめて解説 (2026年10月20日)
  10. JR東日本「分かりにくい」新幹線券売機を改善へ なぜ、スマホではなく「駅での最短1分購入」を実現? (2026年07月04日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー