プロナビ

いろいろあった2020年 モバイル/PCを駆使するライターの働き方はどう変わったか?モバイルdeワークスタイル変革(2/3 ページ)

» 2020年12月31日 16時15分 公開
[井上晃ITmedia]

ペンタブレットと外付けSSDで不便さを解消

 在宅仕事が増えたことに伴い、業務上の不便を解消すべく、ノートPCと組み合わせて使う2つの周辺機器を新たに導入した。

Wacom Intuos(Medium)

 1つ目はワコム製のペンタブレット「Wacom Intuos」のMidiumサイズ(税込み直販価格2万1780円)を購入した。主にペーパーレスな作業環境を強化するためである。バッテリー持ちも非常によく、筆者が執筆で使っている「MacBook Pro(2018)」との連携もスムーズに行えたので、製品仕様に関しては概ね満足している。

Intuosを使う図 Wacom Intuos(Medium)は、Smallモデルと比べると操作できるスペースが広めである

 PDFファイルへの文字記入がこれで楽になる……と思いきや、macOS標準の「プレビュー」や「クイックルック」におけるPDFファイルへのマークアップ機能の仕様がイマイチでつまずいた。連続して線を書こうとすると、直前に書いた線をドラッグアンドドロップするような操作が起動してしまい、まともに文字が書けなかったのだ。英字の筆記体なら問題ないのかもしれないが、日本語を書くにはストレスフルである。

 もちろん、単に署名欄にサインするだけなら、「iPhoneを使って指でサイン」あるいは「iPadを使って指やApple Pencilでサイン」という方法もある。あらかじめ署名を登録しておくことで、それを呼び出して添付すれば、より手っ取り早い。そもそもペンタブを使う必要もないだろう。

 しかし、筆者は記事執筆だけではなく記事の編集を行う業務も請け負っている。誌面のPDFファイルに赤字で修正指示を書き込むこともある。こうした視点で、ペンタブとmacOS標準機能がうまく連携しなかったのは残念だった。

 筆者のような利用法をペンタブでカバーするには、実際には「GoodNotes」などのノートアプリを起動して、そこで線を書き込む必要がある。アプリ起動やデータ出力などの手間を挟む必要はあるが、ひとまずこれでペンタブレットを活用はできる。

 ただし、iPadを持っている場合、クイックルックからiPadと連携できる「マークアップ機能」を活用した方がユーザー体験としてはスムーズだろう。手書きのサインや、1ページ程度の簡単な校正作業ならば、あえてペンタブを使わずに、こうした機能を利用した方が楽だと思う。

マークアップ PDFファイルをクイックルックで表示した際に、マークアップ機能の画面で表示されるアイコンをクリックすると……
iPadにPDFファイル 起動しているiPadにPDFが表示され、手書きで線を書き込める

 一方で、写真のレタッチ作業ではペンタブが大活躍している。「ライター」とはいいつつも、機器のレビューなどで写真は頻繁に撮影する。ペンタブを使うと、Adobe Photoshopを使った写真のレタッチを効率的に行えるようになった。これはありがたい。

 今年は在宅で機器をレビューする機会が増えた分、編集を求められる写真の枚数も増加した。この作業も、iPadで不可能かといえば、できなくもない。だが、MacBook Pro上で作業を完結させられるので、ひとまずペンタブを買ってよかったとは思っている。

Samsung T5(外付けSSD)

 もう1つ導入した機器は、外付けSSDである。購入時には複数の候補があったので悩んだが、結局サムスン電子の「Samsung T5」の1TBモデルを購入した。

 T5の接続インタフェースはUSB 3.1 Type-Cで、MacBook Proと接続しやすい。その上、、非常にコンパクトだったのが購入の決め手となった。最新かつ上位モデルである「Samsung T7」や、さらに機能を拡充した「Samsung T7 Touch」も選べたのだが、筆者の使用環境ではややオーバースペックなきらいもあったので、価格を抑える意味もあってT5を購入した次第である。

Samsung T5 「Samsung T5」は、MacBook Proを開いたときのキーボード面の厚さと一緒。サイズもパームレストより一回り小さい

 外付けSSDが必要になった理由は、Web会議ツールを使った取材機会が増えたことにある。

 相手の話をキーボードでメモに取りながら、画面を保存する操作を行うのは思っている以上に難しい。そこで、相手の承諾を得られた場合には、デバイス上のキャプチャ機能を使って画面の映像を録画させてもらっている。しかし、これが意外とノートPCのストレージを圧迫しがちなのだ。

 もちろん録画データをクラウドストレージに保存するという選択肢もあるのだが、アップロードやダウンロードに時間がかかるのがストレスになりがちである。その点、外付けSSDに「避難」しておけば、素早くデータを移動できる。

 個人的にも、今年は余暇としてAdobe After Effectsなどの動画編集ツールで遊ぶようになった。作った動画素材の保存場所としても、外付けSSDを使えたことも良かった。

 関連したところでは、SSDの保護ケースも購入した。これに外付けSSDを収納しているのはもちろんなのだが、手持ちの端末や、レビュー用としてお借りしているスマホもまとめて収納できるので体へ重宝している。業務上、机の上がレビュー用端末でごっちゃごちゃになりがちなのだったものが、ここのケースを購入してからは安全かつ綺麗に保管ができるようになって満足している。

SSD保存ケース Amazonで調達したSSD保存用ケースも活躍している。このケースはスマホの整理にも役立った

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年08月09日 更新
  1. NHK受信料パトカー・消防車から徴収問題、猛反発を受け「検討を進めていく」と会長 (2026年08月07日)
  2. 楽天モバイルのローミングは「予定通り9月末に終了」 ただし「ルーラル限定で継続」の可能性も (2026年08月07日)
  3. KDDIが値上げしても解約率が低下した理由 au、UQ mobile、povoを循環させ「脱・販促費競争」へ (2026年08月07日)
  4. ミストが出るハンディファンって涼しいの? 家電量販店でも買える「Aecooly Cold Air/Cold Air Pro」を試す (2026年08月08日)
  5. JR東日本「分かりにくい」新幹線券売機を改善へ なぜ、スマホではなく「駅での最短1分購入」を実現? (2026年07月04日)
  6. まだ「つながりにくい」声ある“ドコモ通信品質問題”の現在地 前田社長が明かす「道半ば」の詳細解説 (2026年08月06日)
  7. ahamoの「40GB化」は値上げの布石か? 通信品質改善と料金設定で揺れるドコモの戦略 (2026年08月08日)
  8. なぜ? カーナビが「NHK受信料」対象になるワケ 課金されるケースと徴収を免れる方法 (2025年04月15日)
  9. ドコモが念願の増収増益に好転 「ドコモMAX」好調も後押し、今後は“ロイヤルユーザー”を重視 (2026年08月06日)
  10. 交通系ICカード“非対応”自動改札機の実証開始 タッチ決済やQRコード乗車の「入れない」「出られない」の解消につながるか? (2026年08月08日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー