コンセプトが異なる「iPhone 12 Pro Max」と「Xperia 1 II」のカメラで撮り比べ どちらが優秀?(2/4 ページ)

» 2021年01月10日 10時00分 公開
[荻窪圭ITmedia]

AF性能はどちらが優秀?

 Xperia 1 IIは、3D iToFセンサーが全体をスキャンして、撮りたい被写体が中央になくてもそこに合わせてくれるのがたまらないのだが、iPhone 12 Pro Maxも被写体が中央になくても合わせてくれる。どっちもちょっと前に比べるとかなり賢い。

 ここでは分かりやすい人物編と動物編で比べてみたい。どちらも人物を認識したらちゃんと顔に枠が出てそれに合った撮影をしてくれる。iPhone 12 Pro Maxは顔に黄色い枠が現れる。

 広角や望遠レンズのときは、フレームの外側も半透明で表示してくれるのがミソ(広角の場合は超広角カメラの、望遠の場合は広角カメラの画像をうまく重ねて広い範囲を見せている)。

iPhone 12 Pro Max Xperia 1 II iPhone 12 Pro Maxの人物検出。顔を見つけたら黄色い枠が出る
iPhone 12 Pro Max Xperia 1 II iPhone 12 Pro Max。ちょっとハイライト部を抑えすぎちゃったかなという感はあるが、背景の給水塔や団地はいい感じ

 対してXperia 1 IIは瞳検出。緑の枠が瞳に現れる。このくらい離れていてもOKなのはさすがだ。

iPhone 12 Pro Max Xperia 1 II このサイズでもちゃんと瞳を見つけて認識してくれるのはさすが
iPhone 12 Pro Max Xperia 1 II Xperia 1 IIで瞳検出して撮影。顔も日差しのあたっている感じがよく出ていて爽やかで好感が持てる

 Xperia 1 IIの場合はさらに、「Photography Pro」という写真専用アプリが別途用意されている。標準カメラアプリとは別に、よりデジタル一眼(同社のα7シリーズ)に近い、自分であれこれ操作したい人用のアプリだ。

 こちらで「AF-S」モードにしたときは、カメラを向けると顔全体を見つけ(この時点ではまだAFは働いてない)、シャッターボタンを半押しにすると(あるいはAF-ONをタップしてAFを動作させると)、瞳に枠が現れる。

iPhone 12 Pro Max Xperia 1 IIiPhone 12 Pro Max Xperia 1 II Xperia 1 IIで使える「Photography Pro」アプリ。まず顔を見つけ、AFをオンにすると瞳に切り替わってピントが合う

 Photography Proのメリットは、広い画面を各種設定に開放していること。露出補正はデカくて操作しやすいし、AFモードや連写モードも画面上のボタンですぐセットできる。

 ただ、画面を見ると分かる通り、「シャッターボタン」が画面にない。撮影はボディー側面についているボタンを使うのだ。

 撮影時の体勢がこれだけ違う。

iPhone 12 Pro Max Xperia 1 II 標準カメラアプリの撮影風景。シャッターボタンをタップして撮影
iPhone 12 Pro Max Xperia 1 II Photography Proの撮影風景。画面にシャッターボタンはなく、ボディーのシャッターボタン(半押し対応)を押して撮る

 Photography Proの方は画面を効率よく使っていて操作しやすくてよさげだけど、縦位置での撮影はしづらい。

iPhone 12 Pro Max Xperia 1 II 縦位置にしたら縦位置用のデザインに切り替わるとかあるとよかったのにと思う
iPhone 12 Pro Max Xperia 1 II Xperia 1 IIのPhotography Proで縦位置で撮影

 ついでに、縦位置で撮ったiPhone 12 Pro Maxの写真もどうぞ。

iPhone 12 Pro Max Xperia 1 II iPhone 12 Pro Maxで撮影。光が柔らかいときは写りもナチュラルでよい

 続いて動物。iPhone 12 Pro Maxは動物を見つけると、その体全体に黄色い枠が現れて教えてくれる。

iPhone 12 Pro Max Xperia 1 II iPhone 12 Pro Max。人の顔のみならず猫を見つけたときも、こうして黄色い枠が出る
iPhone 12 Pro Max Xperia 1 II iPhone 12 Pro Maxでうちの猫。フォーカスはちゃんと顔に合っている

 Xperia 1 IIの場合、通常のカメラアプリでは動物認識なし。Photography Proを使うと動物の瞳認識もしてくれる。動作は人物のときと同じだ。最初は顔を見つけるだけ。AFを動作させると瞳に緑の枠が表示される。

iPhone 12 Pro Max Xperia 1 II AF-ONで猫の瞳を追いかけてくれる。これはよい
iPhone 12 Pro Max Xperia 1 II Xperia 1 IIで猫。フォーカスはもちろん猫の瞳に。もうちょっと明るく撮れたらうれしかったか

 外で猫を撮るなら望遠カメラの出番かなってとこで、外猫も撮り比べ。

iPhone 12 Pro Max Xperia 1 II iPhone 12 Pro Maxの望遠カメラで猫
iPhone 12 Pro Max Xperia 1 II Xperia 1 IIの望遠カメラで猫

 リアルタイム瞳AF(被写体が動いても瞳に合わせ続ける)や動物瞳AFはPhotography Proのみの機能なので、標準カメラアプリと使い分けるのが重要だ。

 Xperia 1 IIは人物も動物も分け隔てなく瞳認識をしてくれるが、そのベースとなったソニーのα7はあらかじめ検出対象が人物か動物かを指定しなきゃいけない。そういう意味ではXperia 1 IIの方が便利。

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