iPhone 12/12 Proから3週間遅れて登場したiPhone 12 Pro Max(以下、12 Pro Max)。画面がでかいからMax……と思いきや、実はカメラユニットもでかい。
気になったのでノギスでざっと測ってみた。ボディーからカメラがどれだけ出っ張っているか。
12 Proは約1.8mmの出っ張り。カメラ部がそれだけ出っ張っているわけである。それが12 Pro Maxになると2.65mmの出っ張りになるのだ。12 Pro Maxの方が「カメラユニットが分厚い」のである。
しかも3つあるカメラの位置も違う。
なぜ12 Pro Maxのカメラユニットは分厚いのか。違いは「広角カメラ」と「望遠カメラ」にある。
広角カメラは12 Proも12 Pro Maxも「35mm判換算で26mm相当」。でも12 Proより12 Pro Maxの方がセンサーサイズがちょっと大きい。センサーサイズを上げながらそれ以外のスペックを同じにするにはレンズ部も大きくなる。特に「実焦点距離を長くする」必要がある。
具体的には、12 Proの実焦点距離は4.2mm、12 Pro Maxの実焦点距離は5.1mm。まあ、分厚くもなるよね、と。
で、写りは違うかというと、少なくとも晴天下での順光の被写体では差はない。厳密に言えばあるのかもしれないけど、普通の人がガン見しても違いは多分分からないし、私も有意な差は感じない。
もう1つの望遠カメラは違いが分かりやすい。12 Proは35mm判換算で52mm相当(実焦点距離は6mm)。12 Pro Maxは35mm判換算判換算で65mm相当(実焦点距離は7.5mm)。
12 Pro Maxの方が分厚くもなるよね。
見て分かる通り、12 Pro Maxの方がちょっと望遠である。
iPhone 11系と12系の基本的な画質差は前回のレビューで書いたので、今回はPro系ならではの違いをチェックするのだが、11 Proの望遠カメラは前回見ていなかったのでここで登場。
11 Proと12 Proの違いだけど、12 Proの方が色がはっきりしていてディテールもくっきりしている。
せっかくなので超広角カメラも。これは12 Proも12 Pro Maxも恐らく同じだ。
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