ここからは、12 Pro MaxやProならではのポイントに絞ってチェックしてみたい。全体の傾向についてはiPhone 12のレビューを見てくださいってことで。
12 Pro Maxが12 Pro、あるいは11 Proと違いが出るとしたらどこか。
1つは望遠カメラ&ポートレートモード……ポートレートモードは賢くなった? 2.5xの望遠カメラは2×カメラと比べてどうなのか。
もう1つは広角カメラ……センサーサイズが大きくなったメリットはあるのか。12 Proや11 Proの広角カメラとどのくらい違うのか。
最初にみんなが気になる「ポートレートモード系」から、ストロー問題をチェックしてみたい。
もともと「被写体が細くてなおかつ背景が遠距離」にあるときに手前にあるのに背景の一部と判断されてしまって溶けてしまう傾向があった。ストローで起きやすい問題だったので「ストロー問題」と言われていた。
そこでiPhone 11 Proでストローが背景に溶け込んでしまうシーンを探し、iPhone 12 Pro Maxでどうなるかを比べてみたのがこちらだ。
続いて、もう1つの例。どれもポートレートモードで撮影したものだ。
右手人差し指に注目。
iPhone 12 Pro/Pro Maxだとちゃんと指がある!
今回、iPhone 12やminiと比べていないので、LiDARによる差があるや否やあたりは分からないけど、ちゃんと欠点をなくしてきたのだってのが分かる。
続いて、望遠カメラを使ってポートレート撮影をしてみた。どれも顔が明るく写るよう「スタジオ照明」を採用。
3枚とも同じ位置から撮影しているが、12 Pro Maxは2.5xと他よりちょいと望遠になっているので画角が違うってのが分かる。人物撮影には12 Pro Maxの画角の方が背景もスッキリしてよい。
iPhone 11 Proと比べると、iPhone 12 Pro/Pro Maxの方が赤みが抑えられ、肌の色がスッキリしている。
もう1つ、12 Pro Maxで撮ったポートレートを。たまたま近寄れたオナガガモ(メス)なんだけど、これだけ撮れていればOK。
通常の望遠カメラでも違いを見ておきたい。2xと2.5xは結構違うと思うのか、意外に差はないと思うのかは人それぞれってことで。個人的には、思ったより差があるなと思う。
iPhone 12 Pro/Pro Maxは11 Proに比べてHDRがしっかり効いているのか、ディテールまでしっかり出ていて白飛びもしてない。
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