iPhoneはある程度以上暗くなると自動的にナイトモードに入る仕様。ナイトモードになるとよりノイズが少ない写真を撮るために数秒かけてたくさん撮影して賢く合成するのだが、その「ナイトモードに入るタイミング」が11 Proと12 Proと12 Pro Maxで微妙に違う。
11 Proより12 Pro/Pro Maxの方がレンズが明るい(たくさん光を取り込めると思ってください)ので、11 Proではナイトモードに入らなきゃいけないタイミングでも入らなくて済むことがある。さらに12 Pro Maxはセンサーサイズが大きい(画素サイズが大きい)分、光を多く取り込めるので、さらにナイトモードに入るタイミングが遅くなる。
例えばこれ、同じシーンで撮り比べたのだが、iPhone 11 Proはナイトモードになったけど、12 Pro Maxはならなかった。
明るめの夜景だとこういうことが起きる。
ナイトモードじゃなくてもクオリティーは高いので、1秒とか2秒とか待たなくていいシーンが増えるのはメリットだ。
ナイトモードに入ったとしても、iPhone 12 Pro Maxだと1秒だったけど、11 Proだと2秒かかるってことはよくあった。その辺が広角カメラの基本性能の差が出るところだ。
では3モデルともナイトモードになったシーンで比較を。被写体は解体が決まり、閉館された新宿西口駅前の明治安田生命新宿ビル。駅前に無灯火なビルがポツンと立っていたのでつい撮ってしまったのだ。どれもクオリティーは高いけど、1秒で撮れたか2秒かかったかの差が出た。
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