2021年1月4日〜2021年1月10日
ITmedia Mobileにおける1週間の記事アクセス数を集計し、その上位10記事を紹介する「ITmedia Mobile Weekly Top10」。今回は2021年1月4日から2021年1月10日までの1週間について集計し、まとめました。
今回の集計期間におけるアクセス数の1位は、iPhone 12 miniとiPhone SE(第2世代)を比較する記事となりました。
以前のMobile Weekly Top10でも触れた通り、スマートフォンの「主流」は大画面モデルです。iPhoneもご多分に漏れず、画面が大きめのモデルがメインストリームです。ただ、日本やヨーロッパの一部では、画面が小さめなスマホへのニーズもあります。
iPhone 5/5s/SE(第1世代)よりは大きいものの、iPhone SE(第2世代)は久しぶりの「コンパクト」なiPhoneです。iPhone 12 miniはiPhone SE(第2世代)よりもさらに「コンパクト」ですが、iPhone 5/5s/SE(第1世代)よりも大きめなことに変わりありません。
とはいえ、iPhone SE(第2世代)もiPhone 12 miniも、日本市場にとって待望のコンパクトなiPhoneであることには変わりありません。購入を検討している人は、両者の長短をしっかりと見極めて選択するようにしたいです。
ランキングの2位には、iPhone 12 Pro MaxとXperia 1 IIのカメラを撮り比べるレビュー記事が入りました。
この記事でも言及のある通り、iPhoneのカメラは「コンピュテーショナルフォトグラフィー」の象徴です。コンピュテーショナルフォトグラフィーはコンピューターを積極的に使って写真の画質を上げようというアプローチです。センサーが捉えた映像を、機械学習ベースのAI(人工知能)などを使って積極的に“補正”します。Googleの「Pixel」シリーズのカメラも、iPhoneとはベクトルは違いますが同様のアプローチを取っています。
一方のXperia 1 IIのカメラは、特に「Photography Pro」を使う場合において不自然さのない“見たまま”の写真を撮れるようにチューニングされている印象があります。自然な映りを実現するためにコンピューターを用いるという、iPhoneやPixelとは異なるアプローチです。
私個人としてはXperia 1 II(というよりソニーモバイルコミュニケーションズ)のカメラのアプローチが好みなのですが、多くのスマホメーカーはコンピュテーショナルフォトグラフィーを志向してカメラ機能を開発する傾向にあります。ソニーモバイルコミュニケーションズはブレることなく、ナチュラルなカメラを続けてほしいと思う所です。
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