世界を変える5G

Xperia 1 IIとは何が違う? 写真で解説するプロ向け「Xperia PRO」(1/2 ページ)

» 2021年02月05日 06時00分 公開
[田中聡ITmedia]

 ソニーモバイルの5Gスマートフォン「Xperia PRO」が、2月10日に発売される。Xperiaスマートフォンの新機種……ではあるのだが、一眼カメラやカムコーダーなどとHDMIまたはUSBテザリングで接続して映像を配信したり、写真をカメラから送信したりといった用途を想定しており、一般ユーザー向けというよりは、カメラマンや映像クリエイター向けのモデルに位置付けられる。

Xperia PRO
Xperia PRO 5Gミリ波に対応し、プロユースを想定したスマートフォン「Xperia PRO」

 5Gのミリ波受信や放熱のための専用設計や、ディスプレイを個体ごとにチューニングしていること、ミリ波の受信状況を可視化する独自アプリの提供などもあり、お値段は22万8000円(税別)と高め。一般ユーザーが手にする機会は少なそうだが、それでも”Xperiaの新機種”として気になる人は多いだろう。

 今回、短時間ながらXperia PROの実機に触れる機会を得たので、写真とともに本機の特徴をお伝えしていきたい。カメラ機材との連携については別途レビューする予定だ。なお、今回確認した端末は試作機のため、インストールされているアプリなどは商用機と異なる場合がある。

 Xperia PROのスマートフォンとしてのスペックは「Xperia 1 II」がベースになっているが、外観は大きく異なる。まず、厚さが7.9mmのXperia 1 IIに対してXperia PROは10.4mmと分厚く、重量もXperia 1 IIの181gから44g増の225gとなっている。これは、ミリ波の電波を受信することで生じる熱を逃がすために空気層を設けたため(Xperia 1 IIはミリ波の通信には対応していない)。本体が発熱してパフォーマンスが低下すると、カメラ連携の操作にも影響が出る恐れがあるため、極力パフォーマンスが持続するよう配慮した結果といえる。

Xperia PRO 左がXperia PRO、右がXperia 1 II。背面の素材や質感が異なる
Xperia PRO Xperia PROの方が分厚い

 背面の素材も、ガラスを採用しているXperia 1 IIと異なり、Xperia PROでは樹脂を用いている。といっても、他のスマートフォンでよく見られるツルッとした質感ではなく、ザラッとした質感。滑り止め加工が施されているので、握ったときに滑り落ちてしまう心配はなさそう。

Xperia PRO
Xperia PRO 滑り止め加工によってしっかりとホールドできる
Xperia PRO これまでのXperiaとは一線を画するザラッとした質感
Xperia PRO コーナーは丸みを帯びているので手に優しい

 このような素材にしたことで、Xperia PROのカメラで撮影をする際に、外光が背面に反射することを防ぐ効果があるという。それによって反射光が被写体に当たらないこともメリットとなる。またボディーをフラットにしたことで、ミリ波をつかみやすくなるそうだ。樹脂なのでガラスに比べて割れにくく、ある程度ハードな環境でも問題なく使えそう。なお、裸で使ってもらうことを想定しているため、専用ケースは用意していない。

 本体の厚さが増した影響で、Xperia 1 IIでは出っ張っていたアウトカメラが、Xperia PROではほぼフラットに収まっている。よく見ると、カメラ周りがわずかにへこんでおり、机に置いたときなどにレンズが傷つかないよう保護できる。

Xperia PRO カメラ部分がほぼフラットになっている
Xperia PRO 右側面。左からカメラキー、ショートカットキー、電源キー、ボリュームキー
Xperia PRO “プロ機材”の証である「Xperia PRO」ロゴも
Xperia PRO 左側面にはSIMスロットがある
Xperia PRO デュアルSIMに対応しているが、microSDと排他利用となる

 Xperia 1 IIにはない機能として、側面にショートカットキーを搭載した。「Xperia 5 II」ではGoogle アシスタントを呼び出せるキーを搭載しているが、Xperia PROでは好きなアプリを割り当てられる。ただし長押しや2度押しなど、キーの押し方によって割り当てる機能を変えることはできない。Xperia伝統のカメラキーは、Xperia PROにも引き続き搭載されている。電源キーと指紋センサーが一体となっているのもXperia 1 IIと同じだ。

Xperia PRO 割り当てた機能はショートカットキーの単押しで呼び出せるが、誤って押してしまわないよう、わずかにへこんでいる
Xperia PRO
Xperia PRO 好きなアプリをショートカットに割り当てられる

 メインメモリはXperia 1 II(SIMロックフリー)と同じく12GBだが、大容量の映像や写真を扱うことを考え、内蔵ストレージはXperia 1 IIの256GBから倍増となる512GBとしている。ユーザー層を考えて、おサイフケータイ(FeliCa)とワイヤレス充電は搭載していない。ワイヤレス充電は、「プロは効率を重視して有線で充電をする」との考えから外したそうだ。

Xperia PRO スマートフォンとしては大容量の512GBストレージを内蔵
       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年07月26日 更新
  1. 「0.2秒で冷却」をうたうペルチェ素子搭載の腰掛けファン Amazonで53%オフ (2026年07月24日)
  2. ドコモが「iPhone 17」シリーズや「iPhone Air」を値上げ 一部機種は残価も引き上げ、実質負担額の影響は? (2026年07月24日)
  3. JR東日本「分かりにくい」新幹線券売機を改善へ なぜ、スマホではなく「駅での最短1分購入」を実現? (2026年07月04日)
  4. 330円で手に入る「足元灯」「非常灯」 充電式になって利便性向上 (2026年07月25日)
  5. 従来の健康保険証は7月31日で利用不可に 8月1日以降は「マイナ保険証」の利用を (2026年07月24日)
  6. サムスンが「Galaxy Z Fold8」で横長折りたたみを投入する理由 AIの進化にもマッチ、“iPhone包囲網”も万全か (2026年07月25日)
  7. 界面活性剤とマイクロファイバーでタッチパネルをきれいに! ダイソーで220円の「スクリーンクリーナー」を試す (2026年07月25日)
  8. モトローラから新しいミドルレンジスマホ「moto g37」シリーズ登場 ソフトバンク、楽天モバイル、ドコモも取り扱い (2026年07月24日)
  9. なぜ「LINE VOOM」は嫌われたのか 保護者を悩ませた“子供たちの抜け道” (2026年07月24日)
  10. ダイソーで330円の「人感・明暗センサーLEDバーライト(Type-C)」が意外と便利 1人暮らしの帰宅時や非常灯に便利  (2026年07月18日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー