「TikTok」は未成年でも安心して使える? バイトダンスが“最重要事項”に掲げる施策(2/2 ページ)

» 2021年03月29日 15時54分 公開
[小山安博,ITmedia]
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「楽しい啓発」を目指して動画を制作

 セーフティパートナーカウンシルでの定期的な会合に加え、アジア太平洋地域の代表者が集まる「TikTokアジア太平洋セーフティー・アドバイザリー・カウンシル」が2020年9月に設立。7カ国の有識者7人が集まり、TikTokに助言する形を取るという。

TikTok 外部の有識者などとの協議も定期的に開催

 TikTokは安全啓発のためのコンテンツも作成。専用アカウントを作成し、動画を発信し続けている。誹謗中傷、児童ポルノ被害、ネット詐欺、違反ユーザーや動画の通報といった内容のコンテンツを作成しており、これまで38本の動画で累計再生数は3700万回を突破したという。

TikTok 専用の「TikTok安全推進アカウント」でさまざまな啓発動画を提供している

 「安全啓発動画は一方通行になりがちで、重いテーマなのでなかなか見てもらえない」(同社)ことから、人気クリエーターとコラボレーションして「楽しい啓発」を目指して動画制作。例えば児童ポルノ被害や詐欺被害に関しては100万回以上再生されているそうだ。

TikTok 人気クリエーターとコラボレーションした動画で、視聴者が増えるよう工夫している
TikTok 学生との取り組みも行うなど、ユーザーの視点から視聴されることを目指す

 加えて、官庁や地方自治体の情報発信にも活用され始めており、新型コロナウイルスの感染拡大防止の発信など、TikTok側と協力しながら発信しているという。

TikTok
TikTok 官庁、地方自治体の情報発信にも活用されている

 説明会には、ネット教育アナリストの尾花紀子氏も参加し、GIGAスクール構想で1人1台のPC環境が実現しようとしている中、家庭や学校、教師によってリテラシーが異なり、保護者も学校も困っているという現状を指摘。子どもだけでなく大人のリテラシー向上の重要性を強調する。

TikTok ネット教育アナリストの尾花紀子氏

 尾花氏はTikTokに対して、安全機能を提供してもなかなか知られていない現状があるため、安全のための設定を知ってもらって、取りあえず子どもたちに試してもらう、といったコンテンツを用意することを提案していた。

 TikTokでは若者を中心とした人気の動画SNSとして、今後も継続的に安心安全の対策をしていくとしている。

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