OPPOから派生、「realme」日本参入のインパクト スマートフォンの投入はどうなる?石野純也のMobile Eye(1/3 ページ)

» 2021年04月10日 06時00分 公開
[石野純也ITmedia]

 グローバルでシェアを伸ばすrealme(リアルミー)が、日本市場に上陸する。同ブランドの製品を扱うのは、シンガ・ジャパンという会社だ。OPPOの兄弟会社であるrealmeは、OPPOとは別の若年層向けブランドとして誕生した経緯があり、現在は会社自体も分け、兄弟のような関係でそれぞれがスマートフォンやスマートフォンに接続するアクセサリーを展開している。

 若年層にターゲットを絞っているだけに、リーズナブルな製品が多い一方で、デザイン性も高いのが特徴だ。バッグやスーツケースのようなファッションアイテムまで開発しているのは、OPPOとの大きな違いといえる。日本では、まずワイヤレスイヤフォンやスマートウォッチ、モバイルバッテリーを展開する一方で、スマートフォン市場への参入も視野に入れているという。そのインパクトを読み解いていきたい。

realme OPPOの兄弟会社となるrealmeが、4月15日に日本に上陸する

海外で急成長するrealme、魅力は価格やデザイン

 もともとはOPPOのサブブランド的な存在だったrealmeだが、2019年に単独の会社として独立。現在は、OPPOの兄弟会社として、スマートフォンやアクセサリーを手掛けている。OPPO以上に、若年層向けの色合いが濃いブランドで、スローガンには「DARE TO LEAP」を掲げている。シンガ・ジャパンの営業本部 田中優也氏は、「臆することなく飛び込み、未来に挑戦することを後押しする気持ちが込められている」と、その意味を語る。

 realmeが得意とするのは、「高い品質と手の届きやすい価格、目を引くデザイン」(同)だという。実際、日本市場参入の第1弾として用意したワイヤレスイヤフォンは、最安のものが3480円(税込み、以下同)と驚くほど安いが、製品自体はきれいなデザインでまとめられている。デザイン性を高める狙いもあり、realmeは著名なデザイナーを起用。ひとクセあるデザイン性を備えた製品を打ち出し、話題を集めている。

realme コストパフォーマンスの高さだけでなく、デザイン性の高い製品でも注目されているメーカーだ

 例えば、日本からは、INFOBARでおなじみの深澤直人氏がrealmeに参画しており、海外では同氏が手掛けたスマートフォンも販売されている。ニンニクや玉ねぎといった野菜からインスパイアされた「realme X Master Edition」は、そのモチーフの珍しさからも注目された端末だ。低価格を売りの1つにしているrealmeだが、ハイエンドの5Gスマートフォンも開発しており、その1つである「realme X50 5G Master Edition」も深澤氏がデザインを担当した。

realme 同社のデザインスタジオには、INFOBARでおなじみの深澤直人氏も参画している
realme 深澤氏がデザインしたrealme X Master Edition。にんにくや玉ねぎがモチーフになっている
realme 5Gスマートフォンにも、深澤氏のデザインが採用された

 スマートフォンメーカーとしては新参者のrealmeだが、こうしたコンセプトが受け、グローバルでのシェアは急増している。カウンターポイントの2020年第3四半期出荷レポートでは、世界シェア7位を獲得。ユーザー数も5000万を超えたという。参入した国や地域は61に達し、特にフィリピンやマレーシアではトップ3に食い込むなど、存在感を発揮している。一方で、展開地域はまだ新興国が多い。日本市場への参入は、realmeが徐々に進める先進国進出の一環と見ていいだろう。

realme OPPOから独立してまだ間もないが、グローバルでのシェアは7位に入るなど、急成長を遂げている
realme アジア圏を中心に、61の国や地域に参入。特にフィリピンではシェア2位と高く評価されている
       1|2|3 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年03月02日 更新
  1. キャンドゥで330円の「U字ケーブル スタンド付 Type-C」を試す 曲がったプラグはスマホを充電しながら持つ際に便利 (2026年02月28日)
  2. NXTPAPER搭載で目に優しいスマホ、TCLの「NXTPAPER 70 Pro」登場 (2026年03月01日)
  3. 小型ハイエンド「Xiaomi 17」や最上位「Xiaomi 17 Ultra」海外発表 回転リングを備えるライカのスマホ「Leitzphone」も (2026年03月01日)
  4. ドコモ販売ランキング:「iPhone 16」が急上昇、「iPhone 17」「Xperia 10 VII」も人気【2026年1月】 (2026年02月28日)
  5. KDDI、NTTドコモも端末の買い換えで利用料を設定するも免除アリ――総務省の愚策が新たな「歪み」を生み出す結果に (2026年03月01日)
  6. ポケモンとYahoo! JAPANが30周年コラボ LINEも特別デザインに 検索画面に“赤・緑の3匹”が登場する演出も (2026年02月27日)
  7. モバイルSuicaがいつの間にか“ゴールデン”に そして忘れられる“車窓” (2026年02月27日)
  8. 「Leitzphone」と「Xiaomi 17 Ultra」の違いを実機で検証 物理ズームリングがもたらす“ライカ体験”の真価 (2026年03月01日)
  9. 「iPhoneのシェアの高いスマホ市場」に異変!? ショップ店員に聞く「Androidスマホ人気」の実情 (2026年02月27日)
  10. 「Pixel 10a」は何が進化した? 「Pixel 9a」「Pixel 10」とスペックを比較 “aシリーズ初”の機能も (2026年02月19日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年