次に家族契約について見ていこう。
ソフトバンクの場合、家族や家族回線で親戚、同居人の回線が3つ以上あり、さらにソフトバンク光も契約した場合に、メリハリ無制限など通信量無制限や大容量の多いプランがお得になる。
一方、家族などがY!mobileやLINEMOなど別ブランドに移行してしまうと、家族契約にカウントされる回線数が減って支払額が高くなる。そのため、通信量無制限は要らず通信量20GB前後かそれ以下でいい家族が多い場合は、家族ごと他社へ移行した方が安くなることが多い。ドコモ(ahamo含む)やau(povo含む)などに移行するのも1つの手だ。
家族のほとんどが通信量3〜28GBの通信量以内で問題ない場合は、Y!mobileへ家族で乗り換えるのが一番お得だ。シンプルS/M/Lの3プランから最適なプランを選べる上に、Y!mobileの家族割引は2回線目以降だと月額1188円安くなる。さらに、ソフトバンク光と指定のオプションを契約している場合は、家族割引と割引は重複されないが、1回線目の契約者も月額1188円の割引が適用される。
LINEMOを家族で契約しても確かに安い。だが、Y!mobileと比べると通信量20GBのプランしかないので、家族ごとに合った節約は難しい。
Y!mobileはこの他、キャリアメールや店頭サポートに対応。「かんたんスマホ」も販売しており、祖父母世代も含めて勧めやすいのも魅力だ。
ここまで、主にソフトバンクや大手キャリアから、LINEMOとY!mobileへの移行について解説した。ソフトバンク自身が発表で口にしたように、Y!mobileは家族も増えてきたYahoo!JAPAN現役世代向け、LINEMOは1人暮らしでスマホ中心のLINE世代向けにベストな設計となっている。
これまで家族でソフトバンクなど大手キャリアを使っていて、月額料金を大幅に安くしたいなら、Y!mobileが料金とサービスともにバランスが取れている。現在はLINEMOやahamo、povoの3サービスが注目されがちだが、家族で乗り換えるならY!mobileも加えておくといいだろう。
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