ソフトバンク、プロ野球中継で「バーチャル広告サービス」を導入

» 2021年05月07日 15時28分 公開

 ソフトバンクは、5月7日に「バーチャル広告サービス」を提供開始。第1弾として同日に福岡ソフトバンクホークスの試合で導入する。

ソフトバンク 「バーチャル広告サービス」のイメージ

 本サービスはスポーツの試合などのインターネット中継の映像へデジタル広告を挿入し、動画配信サービス事業者を通してスマートフォンなどで視聴するユーザーに広告を表示。従来のように会場内へ実物の看板などを設置する必要がなく、イベント主催者も看板などが困難だったスペースを新たな広告スペースとして活用できるようになる。

 システム側で中継映像にデジタル広告を挿入して配信し、ソフトバンクの映像運用センターで映像処理を行うため会場側に関連機材は不要。デジタル技術を活用しているため広告の差し替えも容易で、複雑な広告デザインも鮮明に表示したり、季節やキャンペーンに合わせた視認性の高い広告をタイムリーに配信したりできる。

ソフトバンク 「バーチャル広告サービス」の構成イメージ

 今後は他球団の試合中継やダイジェスト動画、プロ野球以外の試合中継など、幅広い分野への導入を目指す。将来的には海外向け動画配信も視野に入れ、視聴者の属性や地域に合わせた最適な広告をカスタマイズ配信するといった拡充も見込んでいる。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2024年