5Gが創出する新ビジネス

ソフトバンクが法人事業戦略を説明 都市OSからLINE活用、5Gコンソーシアムまで(2/2 ページ)

» 2021年06月02日 06時00分 公開
[佐野正弘ITmedia]
前のページへ 1|2       

「5Gコンソーシアム」で5Gの社会実装を拡大

 常務執行役員法人事業副統括(エンタープライズ/マーケティング担当)の藤長国浩氏は、企業や社会のデジタル化を推進する新たな取り組みについて説明した。中でも新たな取り組みとして打ち出すのが、ヘルスケア分野のデジタル化ソリューション「HELPO」に関する取り組みだ。

ソフトバンク 法人事業の新たな取り組みについて説明する藤長氏

 HELPOは2020年7月より提供されている、チャット形式で健康相談ができるスマートフォンアプリで、従業員や住民に健康相談サービスを提供したい企業や自治体に向けて提供されている。そのHELPOを今回、MICINという企業との協業でオンライン診療や服薬指導への対応を進め、健康相談からオンライン診療までをワンストップで提供できる仕組みを整えたとのことで、これを通院の困難さや医師の過重労働など、医療業界が抱える課題解決に結び付けたいとしている。

ソフトバンク アプリによる健康相談ソリューションの「HELPO」は、新たにMICINとの協業でオンライン診療サービスへの対応を実現したとのこと

 そしてもう1つ、新たに発表されたのが「5Gコンソーシアム」である。ソフトバンクは2021年中に5Gのスタンドアロン運用を開始し、2022年度中には「プライベート5G」を展開予定であるなど、企業の5G活用に向けた環境整備が進みつつあることから、さまざまな業界の課題を解決する5Gソリューションの実証実験に取り組み社会実装を推し進めるべく、5Gコンソーシアムの設立に至ったと藤長氏は話す。

 ソフトバンクは2019年より法人パートナープログラムの「ONE SHIP」を展開し、500社のパートナー企業が参加しているというが、5GコンソーシアムはそのONE SHIP会員に加え、5Gに関心を持つ新規会員から参加を募って設立。医療や製造業などさまざまな分野の外部専門家が参加するワーキンググループで議論を進め、社会実装可能な5Gソリューションの実証実験に積極的に取り組んでいる。

ソフトバンク 「5Gコンソーシアム」の概要。外部の専門家を招き、パートナー企業と社会実装可能な5Gソリューションの実現に向けた議論や実証を進める枠組みになるという

 ちなみにソフトバンクは、大阪に5Gビジネスを共創するための場として「5G X LAB OSAKA」を設立しているが、こうしたラボと5Gコンソーシアムが一体となった取り組みも今後進めていく方針とのことだ。

前のページへ 1|2       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年07月18日 更新
  1. “クレカ障害”の原因、三井住友カードが明らかに 都内店舗は「現金や交通系ICカードをご利用ください」と客に案内 (2026年07月16日)
  2. “クレカ障害”にJCBと楽天カードがコメント 朝のラッシュを直撃 (2026年07月16日)
  3. “特典終了”が続く「d払い」「dポイント」のお得さはどう変わるのか これからは「dカード」の利用が得策? (2026年07月17日)
  4. 専用充電器はもう不要? 中韓スマホから国内勢まで巻き込む「USB PPS」急速充電の新常識 (2026年07月14日)
  5. “クレカ障害”で「現金を持つべき?」の声 三井住友カード「弊社システムで障害は発生していない」 (2026年07月16日)
  6. なぜ? カーナビが「NHK受信料」対象になるワケ 課金されるケースと徴収を免れる方法 (2025年04月15日)
  7. 日本通信がMVNOサービスでシェア5位に 月額290円からの“合理的プラン”が好調 (2026年07月15日)
  8. 手ぶらで改札を通れる! 東武東上線・池袋駅に「顔認証改札」が登場、気になる仕組みとセキュリティを解説 (2026年07月16日)
  9. 中古iPhoneの注文増加 “新品は高すぎ” ――コレが消費者の本音か BelongとMM総研が分析 (2026年07月17日)
  10. 最大21日間駆動、オフラインマップにも対応した「Xiaomi Watch S5」がAmazonで販売中 (2026年07月16日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー