「Lenovo Tab P11 Plus」は2000×1200ピクセルの11型液晶ディスプレイを搭載するAndroidタブレットだ。ボディーカラーはスレートグレー、プラチナグレー、モダニストティールの3つで、ヨーロッパにおける想定販売価格は299ユーロ(約3万9500円)からとなる。
なお、本モデルには大きく「中国市場向け」と「その他市場向け」があるが、この記事では後者の仕様を紹介する。
プロセッサは、MediaTekの「Helio G90T」で、Wi-Fiモデルは「MT8185」を、LTEモデルは「MT8789」を搭載している。メインメモリ(LPDDR4X)とストレージは、モデルによって4GB+64GB、4GB+128GB、6GB+128GBを用意している。microSDXCメモリーカードにも対応している。OSはAndroid 11をプリインストールする。
スピーカーは上下に2基ずつ備えるクアッド構成となっている。Dolby Atmosによるサラウンド再生も可能だ。カメラはアウト側が約1300画素(AF対応)、イン側が約800万画素(固定フォーカス)を備える。
ポートはUSB 2.0 Type-C端子を備える。USB 2.0 Type-C端子は、USB Power Delivery(USB PD)による電源入力にも対応している。イヤフォン/マイクコンボジャックは備えないため、有線で音声の入出力をしたい場合は、USB Audioに準拠するデバイスを別途用意する必要がある。
ワイヤレス通信は、Wi-Fi 6(IEEE 802.11ax)とBluetooth 5.2に対応する。LTEモデルはnanoSIMスロットを搭載しており、以下の通信規格と周波数帯(Band)によるモバイル通信にも対応する。
7型の「Lenovo Tab M7」と8型の「Lenovo Tab M8」は、第3世代(Gen 3)に移行する。
いずれもOSはAndroid 11をプリインストールしており、Tab M8 Gen 3の3GBメモリモデル以外はGo Editionを採用している。いずれもWi-FiモデルとLTEモデルを用意しており、ヨーロッパにおける販売価格はTab M7 Gen 3が119ユーロ(約1万5700円)から、Tab M8 Gen 3は後日発表となる予定だ。
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