続いて、ドコモユーザーがahamoへ移行する場合に必要な作業を紹介しよう。事前に現在契約中のプランやオプションの確認と、spモードの月額課金コンテンツの確認、キャリアメールやドコモクラウドのデータ保存が必要だ。
ahamoへ移行する場合の契約内容の注意点は多岐にわたるので、ドコモのWebサイトでも案内している。ただ、変更手続きによってはオンラインではできないものもある。複雑な場合は、一度家族全体のプランの見直しを含め、電話やドコモショップを利用するのも手だ。
代表的な例としては、毎月の利用料金を郵送ではなくオンラインで確認する「eビリング」の申し込みや、以前のシェアパックの代表回線の場合だ。別の家族回線に移すか、家族全体のプランを見直すといった手続きが必要になる(ahamoへプラン変更手続きを行う際のご注意)。
ahamoの契約手続きを始める前、ahamo移行のためにドコモのプランや契約の見直しや変更するまでは、ドコモショップで手続きを受けられるので存分に活用しよう。ドコモショップでないと解決できない申し込み内容もある。
spモードの月額課金サービスは、ahamoへ移行時に解約される。契約中のサービスがないか「dメニュー→マイメニュー」から確認し、今後も必要なサービスは課金方法をspモード以外に変更して継続可能な状態にしておこう。
キャリアメール「○○○○@docomo.ne.jpの」や「ドコモクラウド」で連絡先などを同期している場合、契約をahamoに移行した時点でデータを同期できなくなる。必要なメールやデータはバックアップを取ろう。一部のデータはドコモの「ドコモデータコピー」アプリを使い、本体やmicroSDへまとめて保存できる。
現在の契約状況がahamo移行に問題なければ、ahamoのサイトで特に引っ掛かることもなくプランを移行できるだろう。手続きが完了すると、現在手持ちのスマホで利用する場合は、契約プランが即時ahamoに切り替わる。iPhoneやドコモのAndroidスマホでうまく接続できない場合は、本体を再起動するか接続設定でVoLTEが有効かを確認しよう。
ahamoへ移行するのと同時にahamoが販売するスマホを購入した場合は、スマホの到着後に回線を切り替えた後に利用開始となる。
なお、ahamoへの移行月の料金は2回目までに限り、元のプランとahamoを比べて高い方が請求される。現在の契約内容にもよるが、通信容量が多いプランからの移行は月末の方がお得だ。
続いて、新規やMNPでahamoを契約する場合を解説する。
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