カメラやディスプレイを進化させたケータイだが、2010年からスマートフォンのISシリーズ、2011年からiPhoneを扱うようになると、ケータイは通話メインのシンプルなものが多くなり、発売されるモデル数も格段に少なくなっていった。
2012年にauでも第4世代通信サービス「au 4G LTE」が開始。2014年にLTE対応の音声サービス「au VoLTE」が始まると、VoLTE対応機種では3Gをサポートしなくなり、CDMA 1X WIN端末はほとんど発売されなくなった。2018年にはCDMA 1X WINの新規契約を終了し、2022年3月末にサービスを完全に終了する予定だ。
ただ、通話主体の折りたたみケータイには根強い人気があり、シャープ製の「AQUOS K」シリーズ、京セラ製の「MARVERA」「GRATINA」「かんたんケータイ」など、au 4G LTEで通信し、OSにAndroidを使ってケータイのUIを再現した端末が現在でも登場し続けている。
au 4G LTEに対応し、Android 4.4を搭載したシャープ製の「AQUOS K SHF31」(2015年)。AQUOS Kシリーズは2017年の「AQUOS K SHF34」まで、計4機種が販売された
ドコモケータイを振り返る 50xシリーズで高機能化が進み、FOMAが3Gの普及を後押し
3Gから4G、そして5Gへ モバイル通信の進化で業界のトレンドはどう変わった?
スマホ以前の“カメラ付きケータイ”は、独自の進化を遂げて面白かったのである
iモード全盛期からスマホアプリまで 20年のモバイルコンテンツと文化を振り返る
auの3Gサービス「CDMA 1X WIN」が2022年3月末をもって終了 VoLTE非対応4G LTE端末も対象Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.