刷新したUQ mobileのプランとpovoはどちらがお得? 20GBで月額2728円プランを比較povoの乗換方法も(3/4 ページ)

» 2021年09月08日 06時00分 公開
[島徹ITmedia]

オンライン契約のみ! povoの契約方法を確認する

 povoでは、auが販売した「iPhone 6s」以降や近年のAndroidスマホ(5Gまたは4G対応かつau VoLTEに対応)を利用できる。非対応のスマホを利用中の場合はauのプランを契約中に機種変更するか、別途対応するSIMロックフリーのスマホを購入しよう。

UQ povo比較 povoはauのスマホの場合、iPhone 6s以後、Androidはサムスン電子製「Galaxy S6 edge SCV31」などより後に発売されたau VoLTE対応モデルで利用できる

 povoに変更した後でauのスマホへ機種変更しようとしても、「端末単体購入(白ロム機)」の扱いとなる。さらにECサイト「au Online Shop」では機種の予約や故障紛失サポートを利用できない。

 au以外のスマホを使う場合、SIMロックフリーやSIMロックを解除したiPhone 6s以降や、auネットワークに対応したAndroidスマホを利用できる。ただ、Androidの中にはauネットワークに非対応の製品もあるので、povoのサイトに掲載されている動作確認情報を確認しよう。発売直後の製品はすぐに掲載されないが参考になる。

UQ povo比較 povoのサイトでは「一部機能が動作しない可能性がある」としながらも、基本動作を確認したSIMロックフリーのAndroidスマートフォンのリストを公開している

 契約前に、キャリアメールの代わりに、povoへの登録や今後各サービスで利用するメールアドレスを準備しよう。日常的に利用しているショッピングや会員サービスにキャリアメールを登録している人は、先にメールアドレスを変更しておいた方がスムーズだ。重要なメールは別途保存しておいた方がいい。

 また、auを利用していた場合は「データお預かり」や「auじぶん銀行」の他、auの資産運用関連サービスなどいくつかのau契約者特典を受けられなくなる。キャリア決済や「auスマートパス」、支払方法は引き継がれる。

auから移行する場合

 auで近年のスマートフォンとプランを利用している場合は、povoのサイトから申し込む。au IDの入力以外で迷う部分はほぼないだろう。多くの人は申し込み当日か、夜間申し込みなら翌朝に契約がpovoへと変更される。

UQ povo比較UQ povo比較 auからの移行は、povoのサイトで申し込み「auから変更」を選択。近年のスマホとプランを利用しているなら迷う部分なく完了できる(画像=左)。途中でau IDへのログインが必要になるが、普段からau IDのサービスを利用しているなら特につまずくことなく進行する(画像=右)

 利用に際して、SIMカードの交換や特別な設定は必要ない。各種手続きは「My au」アプリが使えなくなり、そのかわりにpovoのサイトか「トッピング」アプリを使うことになる。

 ただし例外もある。auでiPhone 6s/6s Plus/7/7 Plus/SE(第1世代)を購入して利用している場合、iPhone自体はpovoでも使えるが、SIMの到着後にSIM交換が必要となる。povoでは使えないau VoLTE非対応のAndroidスマホ利用者で、povoに乗り換えてSIMロックフリースマホを使う予定の人も同様だ。また「LTEプラン(V)」「2年契約(自動更新なし)」の契約者は、povoのチャットから契約手続きの方法を問い合わせる必要がある。

 povoに移行した月の利用料金はauとpovo両方のプランが日割りとなり、利用できる通信容量は変更前と後のプランの月間データ容量のうち大きい方が適用される。

 「使い放題MAX 5G/4G」プランの場合、使い放題MAX 5G/4Gで加算される通信容量ではなく、テザリングなどで利用できる通信容量が適用される。使い放題MAX 5G/4Gや通信容量20GB以上のプランからの変更は月の前半がお得だ。それ以外のプランは都合のいいタイミングで問題ない。

 では、新規契約や他社からのMNPを利用した移行の場合はどうか。

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