既報の通り、サムスン電子製のフォルダブルスマートフォン「Galaxy Z Flip3 5G」「Galaxy Z Fold3 5G」が10月上旬に日本でも発売されることになった。
この記事では、両機種の日本向けモデルで気になるポイントを、写真を交えて紹介する。
Galaxyブランドのスマートフォンは世界中で販売されている。1つの機種でも、国、地域やキャリアによって仕様が細かく異なるモデルが多数存在する。世界中でどのくらいのモデルが存在するのか、把握しきれている人は恐らくいないだろう。
そんな中、日本向けモデルでは「Samsung(サムスン)」ロゴが「Galaxy」ロゴに置き換えるカスタマイズが施されている。これは、他の国/地域向けのモデルではほとんど見受けられないカスタマイズだ。
ご多分に漏れず、Galaxy Z Flip3/Fold3 5Gの日本向けモデルもヒンジ部分のロゴがSamsungからGalaxyに置き換えられている。ヒンジ部分を見れば、日本向けモデルかそうでないか簡単に判別が付くことになる。
Galaxyシリーズの日本向けモデルのカスタマイズといえば「おサイフケータイ(モバイルFeliCa)」も忘れてはいけない。「GALAXY S III」以来、サムスン電子は日本向けモデルに原則としておサイフケータイを搭載してきた。
しかし、今までのGalaxy Zシリーズの日本向けモデルには、おサイフケータイが搭載されていなかった。販売台数の兼ね合いから、ハードウェアのカスタマイズにかかるコストをまかないきれないことが理由であると思われる。
それに対して、販路が増えたことが奏功したのか、Galaxy Z Flip3/Fold3 5Gの日本向けモデルにはおサイフケータイが搭載されることになった。FeliCa/NFCアンテナの周辺部には、モバイル非接触IC通信マークも刻まれている。
「Galaxy Zシリーズには興味があるけれど、おサイフケータイが使えないのはなぁ……」と思っていた人にとっては、大きな朗報といえる。
世界中で販売されているGalaxyシリーズだが、一部のキャリアで販売されるモデルでは、ボディーに当該キャリアのロゴが印字されている。他メーカーでも、Apple以外はキャリアロゴ入りのモデルを用意していることは珍しくない。
日本の大手キャリアが販売する昨今のAndroidスマホを見てみると、ドコモ向けモデルのみキャリアロゴが印字されている。5G対応モデルでは、ドコモロゴだけではなく5Gロゴまで印字されている。
Galaxy Z Flip3/Fold3 5Gの日本向けモデルも、この点においてご多分に漏れず、ドコモ向けの「Galaxy Z Flip3 5G SC-54B」と「Galaxy Z Fold3 5G SC-55B」にはドコモのロゴが印字されている。しかし、5Gロゴは印字されていない。ドコモの5G対応Androidスマホにおいて、5Gロゴが印字されていないのは両モデルが初めてだ。
この印字パターンが、今後の他メーカー製の5Gスマホにも波及するのかどうか注目したい。
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