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» 2021年09月10日 18時45分 公開

eSIM対応のiPhoneで「緊急通報」できない事象が確認される モバイルデータ通信を「データ通信専用SIM」で行うと発生する可能性回避策あり

大手キャリアなどが、eSIM対応のiPhoneにおいて緊急通報ができないことがある旨を注意喚起している。この事象が発生する条件は限定的であるため、多くのユーザーは気にしなくて良いが、当てはまる場合は回避策をチェックしておこう。

[井上翔,ITmedia]

 NTTドコモ、KDDI、ソフトバンク、楽天モバイルとインターネットイニシアティブ(IIJ)は9月10日、eSIM対応のiPhoneにおいて、特定の条件を満たすと緊急通報(110番/118番/119番)が行えないことがある旨の注意喚起を行った。条件に当てはまるユーザーは、一時的に設定を変更することで問題を回避できる。

 なお、同日現在において、Android端末ではこの事象の発生は確認されていない。

注意喚起 NTTドコモがeSIMの案内サイトに記載した注意書き。他キャリアの告知も、おおむね同一内容となっている

事象の概要

 この事象は、以下の条件を全て満たした場合に発生する可能性がある。

  • iPhoneで「nanoSIMカード」「eSIM」の両方を有効にしている(デュアルSIM機能を利用中)
  • 音声通話を利用できない(データ通信専用の)回線(nanoSIMカード/eSIM)を「モバイルデータ通信」用の回線として設定している

 9月10日現在、この事象が確認されているのeSIM対応のiPhoneのみで、具体的には以下の機種が当てはまる。

  • iPhone XS /XS Max
  • iPhone XR
  • iPhone 11
  • iPhone 11 Pro/11 Pro Max
  • iPhone SE (第2世代)
  • iPhone 12/12 mini
  • iPhone 12 Pro/Pro Max

事象の回避方法

 この事象が発生した場合、音声通話に対応する回線(SIM)でモバイルデータ通信を行うように設定すると緊急通報が行える。不安な人は、この問題が解決するまで設定を変更しておくことをお勧めする。

設定変更 この事象は、音声通話できる回線でモバイルデータ通信を行うように設定しておくと回避できる

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