世界を変える5G

ソフトバンク榛葉副社長に聞く 5Gエリア展開からPayPayキャンペーン、SoftBank Airまで(3/3 ページ)

» 2021年09月14日 21時15分 公開
[石野純也ITmedia]
前のページへ 1|2|3       

SoftBank Airの5G料金はトータルで判断

―― SoftBank Airで5Gが始まりましたが、価格(月額5368円)だけを単純に比較すると、他社より少し高い印象もあります。これについての優位性はいかがでしょうか。

ソフトバンク SoftBank Airの5Gプランは、4Gの価格据え置きで利用できる

榛葉氏 1つは「おうちの電話」で、切り口は違いますがトータルで考えると非常に安い。2年間ですが、「Air4」をご契約の方が4180円になるキャンペーンもあります。Air4のお客さまにはとても好評で満足いただいていますが、今のままの金額で「Air5」もお使いいただけるということをトータルで判断しました。

佐々木氏 榛葉の申し上げた通りですが、われわれ自身、年間ぐらい「動かないワイヤレス」をやってきました。動かないワイヤレスは、品質をいかに担保するかが重要で、100円、200円の差以上に安定したサービスをいかに提供するのかが大切になります。Air5は5G対応の第1弾ですが、細かいところでは、われわれのルーターには8つのアンテナが入っていて、受電状況がいい4つを選んで動くようになっていたり、Wi-Fi側にも最新のスペックを入れたりしています。こうした点をご理解いただければ、金額にも納得していただけると思います。

―― SoftBank AirとSoftBank光はともに伸びていますが、比率はどの程度なのでしょうか。

榛葉氏 比率は非公開ですが、ご想像の通り、SoftBank Airがけん引しています。速度も(光と)近くなっていますが、工事が不要というのはコロナ禍にもマッチしていると考えています。

取材を終えて:ソフトバンクへの移行を増やしてARPUを上げられるか

 5Gのエリア展開を加速させているソフトバンクだが、新周波数帯と転用周波数帯をうまく使い分けつつ、エリア端の対策を施すことで、快適に使える環境ができているようだ。エリアが広いことで、5G対応のSoftBank Airのようなサービスも生きてくる。スマートフォン側の施策は、キャンペーンが中心だったが、自社グループの強みであるPayPayをうまく活用している印象だ。

 インタビューでは触れなかったが、Googleの「Pixel 6」「Pixel 6 Pro」の導入をいち早く発表したり、バルミューダ初のスマートフォンを独占提供したりと、Androidは独自色に力を入れている。目下、Y!mobileが好調でユーザーを増やしているが、ARPUが低いのはソフトバンクにとって悩みの種だ。こうした施策を組み合わせつつ、ソフトバンクブランドに移行するユーザーをいかに増やしていくかが、今後の課題といえる。

前のページへ 1|2|3       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年06月06日 更新
  1. 引越し後にNHKが「勝手に住民票を取得」…これって違法? ネット上に広がる違和感と不信感 (2026年06月01日)
  2. なぜ? 「PayPay改悪」といまネットで騒がれている理由 ユーザーがすべき対策を解説 (2026年06月05日)
  3. 「安心して外食もできない」──はま寿司での“洗剤動画”に怒りの声 広報は「到底容認できない」 (2026年06月05日)
  4. 楽天ペイと楽天ポイントのキャンペーンまとめ【6月3日最新版】 1万〜3万ポイントの高額還元あり (2026年06月03日)
  5. ファミマに「セブン銀行ATM」が導入された理由 進む“ATMガチャ”解消と金融インフラの地殻変動 (2026年06月04日)
  6. JALモバイルに「ahamo」参入の衝撃 ドコモのホワイトレーベル戦略で“第2のahamoショック”が起こる? (2026年06月06日)
  7. ウエルシアグループで「大還元際」 WAON POINTの最大20%還元、AEON Payで最大1万ポイント当たるチャンスも (2026年06月04日)
  8. ソフトバンクが「今回もやる」とGalaxy S26を月額1円で販売――販売方法を早急に見直さないと撤退を迫られるメーカーも (2026年03月08日)
  9. 「JALモバイル powered by ahamo」6月25日に開始 ahamoの料金そのままでJALの特典を提供 (2026年06月05日)
  10. 「駅のQRコードが読み取れない」――ネットに落胆の声 なぜ“デジタル時刻表”が裏目に? (2025年12月25日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー