キングソフトがクラウドベースのオフィススイート「WPS Docs」をリリース 無料版(広告あり)も用意

» 2021年09月30日 14時00分 公開
[井上翔ITmedia]

 キングソフトは9月30日、クラウドベースのオフィススイート「WPS Docs」の提供を開始した。Webベースで利用できる無料版(広告表示あり)と、「WPS Office」のデスクトップアプリも利用できる有料版(広告表示なし)が用意されており、有料版のライセンス料金(税込み)は1年間で4650円、または6カ月間で2520円となる。

イメージ クラウドベースで利用できるWPS Docs

WPS Docsの概要

 WPS Docsは、WPS Officeのクラウド版で、時間、場所やアクセス方法を問わず利用できることが特徴だ。クラウドストレージを利用してドキュメントを複数のユーザーで共同/同時編集することも可能だ。

 対応するプラットフォームは以下の通り。

  • Windows(Windows 8.1以降)(※1)
  • Mac(macOS 10.12以降)(※1)
  • Androidスマートフォン/タブレット(Android 5.0以降)
  • iPhone/iPad(iOS/iPadOS 12.0以降)

(※1)有料版でデスクトップアプリをインストールする場合は、ストレージに1.5GB以上の空き容量が必要

 ファイルの保存や共有に利用するクラウドストレージは、無料版で1GB、有料版で20GBを利用できる。利用に当たってはアカウントの作成が必要だが、以下のWebサービスのアカウントを持っている場合は、それを利用したログインにも対応する。

  • Google
  • Apple ID
  • LINE
  • Facebook
  • Twitter
  • Dropbox
  • WeChat
クラウドストレージ 無料版には1GB、有料版には20GBのクラウドストレージが付帯する
共同編集 クラウドストレージを利用すると、複数ユーザーによる共同/同時編集もできる。ユーザーごとに編集できる領域を設定することも可能で、過去のファイルも「当日中」「過去3日間」「過去7日間」とさかのぼって確認できる
アカウント アカウントの作成やログインには、よく使われているWebサービスのアカウントを流用することもできる

 編集/閲覧に対応するドキュメントは以下の通り。

  • .docx(Wordドキュメント)
  • .xlsx(Excelシート)
  • .pptx(PowerPointプレゼンテーション)
  • .pdf(PDFファイル、※2)

(※2)編集は、有料版でデスクトップアプリを利用した場合のみ可能

有料版 有料版で利用できる「WPS Office」のデスクトップアプリは、単体で全てのドキュメントファイルを扱えることが特徴。開いているファイルの種類は、タブの表示で識別できる

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