米Googleは10月27日(現地時間)、年次開発者カンファレンス「Android Developer Summit '21」で、折りたたみ型やタブレットなどの大画面Android端末向けアップデート「Android 12L」を発表した。同日開発者向けプレビュー(エミューレータ用)が公開された。正式版は2022年初頭公開の予定だ。
12Lは、端末のユーザーインタフェースを大画面に最適化し、ホーム画面、ロック画面、通知、クイック設定などの表示を調整する。
Android Studioのリファレンス端末はスマートフォンに加え、折りたたみ、タブレット、デスクトップの4つになっている。
600dp以上の画面では、画面領域が2列になる。例えばクイック設定と通知が左右に同時に表示され、それぞれを操作できる。
画面に“タスクバー”が追加され、ここに並ぶアプリを画面にドラッグ&ドロップすることでアプリを起動できる。2つ目のアプリをドラッグ&ドロップすると分割画面モードで2つのアプリを実行できる。
プレビュー版をレビューした米9TO5Googleによると、今のところタスクバーに表示されるのはホーム画面のドックにある5つのアプリのみという(公式版でどうなるかはまだ分からない)。
Googleによると、タブレット、「Galaxy Fold」シリーズなどの折りたたみ端末、Androidアプリを実行できるChromebookなどの大画面端末は25億台を超えており、アクティブな大画面端末は2億5000万台を超えているという。
同社は開発者に、「Android 12タブレットと折りたたみ端末の次の波に間に合うように」プレビュー版でアプリの対応を確認するよう勧めている。
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