NTTドコモは、11月12日に「羽根のないドローン」新型機体の開発について発表した。
同社が2019年に開発した羽根のないドローンは、プロペラや羽ばたき翼ではなくヘリウムガスを充塡(じゅうてん)した風船の浮力で浮遊。さらに「空気ポンプ」として動作する超音波振動モジュールが推進力を生み出し、空中を移動する。
今回開発した新型機体は、搭載したフルカラーLEDでさまざまな色に発光しながら飛行することが可能。アクションカメラで空中から映像を撮影でき、推進力の向上にで安定した飛行が行える。ネットワーク経由での制御も可能で、自動飛行などのシステム化も容易に行えるようになった。
新型機体の直径は最大約90cm、最大飛行速度は約20cm/秒、連続飛行時間は約1〜2 時間。上空をさまざまな色に光らせながら飛び回るドローンショーのような空間演出や、高画質カメラで上空から撮影するなどの活用を想定している。
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