「Galaxy Z Fold3 5G」を約3カ月使って分かったこと フォルダブルは定着する?石野純也のMobile Eye(2/3 ページ)

» 2022年01月22日 07時30分 公開
[石野純也ITmedia]
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

フォルダブルならではのフレックスモードが便利、カバーディスプレイも使いやすい

 半開きの状態にしたまま固定できるのは、フォルダブルスマートフォンならではのメリットだ。Galaxy Z Fold3 5Gでは、これを「フレックスモード」と呼ぶ。例えば、カメラアプリを開いた状態で半開きにすると、折り目を境に画面が分割され、上半分がプレビュー、下半分がシャッターボタンやモード切り替えなどの操作パネルになる。撮影した写真が比較的大きなサイズで操作パネルの横に表示されるのも、このモードの特徴だ。

 本体を固定したまま、写真を次々と撮っていけるため、発表会などのプレゼンを撮るときに活躍する。一般的なビジネスマンでも、講演会や社内会議などで利用することができそうだ。本体を置いたまま撮影できるため、手振れとも無縁になる。撮影時には、カバーディスプレイ側が下になることもあり、置く場所を選ばないと傷が付く心配はあるが、三脚に置いたような効果を手軽に得られるため、使い勝手がいい。

Galaxy Z Fold3 5G カメラ起動時に半開きの状態にすると、画面が分割される。プレビューは画面上部、シャッターは画面下部に分かれ、本体を置いたまま撮影できる

 フレックスモードは、動画視聴やビデオ会議などのときにも活躍する。YouTubeやZoomといった対応アプリを開くと、上半分が映像、下半分が操作用のボタンになり、本体を机やテーブルの上に置いたまま利用できる。スマートフォン用のスタンドがあれば同様のことはできるが、荷物が増えてしまううえに、常時持ち運んでいるとは限らない。端末単体で本体を置いて利用できるのは、フォルダブルスマートフォンの価値の1つだ。

Galaxy Z Fold3 5G YouTubeもフレックスモードに対応しているアプリの1つだ

 一方で、フレックスモードに対応したアプリが依然として少ないのは、Galaxy Z Fold3 5Gに限らず、フォルダブルスマートフォン全体の課題かもしれない。同じビデオ会議アプリでも、Zoomは対応しているが、GoogleのMeetやMicrosoftのTeamsにはフレックスモード専用の画面が用意されていない。前者はGalaxy Z Fold3 5Gにも採用されるAndroidの開発を主導する会社、後者は2画面スマートフォンの「Surface Duo 2」を販売している会社だけに、フォルダブルスマートフォンへの最適化はぜひ進めてもらいたい。

Galaxy Z Fold3 5G Google純正アプリだが、ビデオ会議アプリのMeetはフレックスモード専用UIを備えていない。画面のように、端末側の設定で共通のパネルを表示することは可能だ

 立ちながら操作したいようなときには、カバーディスプレイを利用する。ディスプレイはかなり縦に長いが、横幅は67mmに抑えられているため、片手でも使い勝手がいい。一般的なスマートフォンより厚みがある点を除けば、操作感が大きく変わるようなことはない。ただし、細長すぎるゆえに、QWERTYキーがかなり狭くなってしまい、アルファベットが打ちづらい。

Galaxy Z Fold3 5G 横幅が狭いこともあって、QWERTYキーボードはキー1つ1つがかなり小さくなってしまう

 また、アプリやサイトによっては、Galaxy Z Fold3 5Gをタブレットと認識してしまうためか、スマートフォン用の画面が出ないこともある。細長すぎるためか、アプリによっては一部レイアウトが崩れることも確認している。画面比率が特殊なだけに、こうしたトラブルが起こりやすいことは念頭に置いておいた方がいいだろう。

Galaxy Z Fold3 5G サイトやアプリによっては、このようにレイアウトが乱れてしまうことも。PC版しか開けないケースもあった

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年09月04日 更新
  1. 楽天モバイルが「自動解約」を予告 11月末までに楽天ID連携しないと電話番号失効へ (2026年09月02日)
  2. スマホで久しぶりにワクワクさせられた「Galaxy Z Fold8」のカタチ パスポートサイズで完全に恋に落ちた (2026年09月03日)
  3. モトローラ初の横開き「razr fold」はなぜ生まれた? FeliCa搭載やIIJmio「10万円引き」の狙いを直撃 (2026年09月02日)
  4. IIJmioでガラケー型「MIVE ケースマ」発売、MNPで3万2800円 「OPPO Reno16 5G」も (2026年09月02日)
  5. あなたの街の「スマホ決済」キャンペーンまとめ【2026年9月版】〜PayPay、d払い、au PAY、楽天ペイ (2026年09月02日)
  6. 【ニトリ】2990円の「マグネット・角度調整スタンド付きスマホ防水ケース」 目線に合わせて高さや角度を調整できる (2026年09月03日)
  7. スマホスタンドにもなる3in1ワイヤレス充電器「CIO NovaWave 3Way+」がセールで10%オフの4480円に (2026年09月03日)
  8. なぜ? Suicaが使えない「クレカ乗車・QR専用改札機」設置の意図 東京メトロに疑問をぶつけてみた (2026年08月30日)
  9. JR東日本「分かりにくい」新幹線券売機を改善へ なぜ、スマホではなく「駅での最短1分購入」を実現? (2026年07月04日)
  10. スマホに格納する「デジタル学生証」の最新事情 学割定期の購入やタッチで出欠確認、“なりすまし“対策も (2026年09月02日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー