ホワイトボードなどに書かれたメモを撮影して「写真」に保存しておくままだったり、「メモ」アプリを使ってメモを取っている途中で大量の文字資料が出てきたり、というシーンが学生時代にあった。
2020年代の学生に同じことが起きるか、という問題はさておいて、手書きのノートではなくPCで、もしくはiPhoneなどスマホでメモを取る人は多いかと思う。とっさの文字資料の保存やスキャンには、メモアプリの「書類をスキャン」機能が便利だ。
「書類をスキャン」を起動すると、縦位置でのみ撮影するカメラが立ち上がる。書類のサイズを自動的に検知し、適切な位置に来たと判断すると自動でシャッターが切られる。撮影する画像は傾きを「Photoshop」などでいう「ワープ変形」を用いて自動で補正し、平滑にする。
位置が決まらない場合はシャッターボタンを押すと取り込み範囲を指定できる。取り込み範囲は4隅の丸をドラッグすると変更でき、取り込む範囲を制限したり、ワープ変形の形を指定したりできる。
撮影した画像は再度切り抜き範囲を設定したり、カラー画像をモノトーンの「グレイスケール」などに変更したりできる。反時計回りに90度回転させたり、削除したりすることもできる。
スキャン後は「スキャンした書類」というタイトルでまとめられる。この状態で左右にスライドできる他、タップすれば拡大して確認できる。指の腹などで強めに押すと名称の変更や手書き文字の入力に加え、PDF化して「Google Drive」などに送信でき、「AirPrint」に対応したプリンタから出力も可能だ。

「マークアップ」では手書き文字を入力できる(画像=左)。サインを入れる際などに便利だろうか。今回はAirPrint対応プリンタを所持していなかったため利用できなかったが、プリンタが対応していれば直接プリントできる(画像=右)
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