ITmedia Mobile 20周年特集

ソフトバンクのスマートフォンを振り返る 圧倒的だったiPhoneから独占販売のBALMUDA PhoneまでITmedia Mobile 20周年特別企画(3/3 ページ)

» 2022年03月13日 12時00分 公開
[房野麻子ITmedia]
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Google端末や個性派モデル国内独占販売

 ドコモが2013年に「iPhone 5s/5c」の取り扱いを始めて、大手3キャリア全てがiPhoneを扱うようになると、ソフトバンクも徐々にAndroid端末に注力するようになる。

 イー・モバイル、後にY!mobileブランドで、Androidのレファレンスモデル「Nexus 5」(2013年〜2014年)を販売。非常に販売実績がよく、「Nexus 6」の国内独占販売にもつながった。最近はモトローラ製のフォルダブルスマホ「motorola razr 5G」(2021年)や、1型センサーを搭載し、ライカのカメラ体験をスマホで実現した「Leitz Phone 1」(2021年)、「Google Pixel」シリーズのいくつかを国内独占販売している。

ソフトバンクスマートフォン振り返り 素のAndroidが利用でき、コストパフォーマンスの高さで人気だったSIMフリーモデル「Nexus 5(EM01L)」。LGエレクトロニクス製
ソフトバンクスマートフォン振り返り 日本に初めて登場したPixelシリーズは「Google Pixel 3/3 XL」(2018年)。キャリアではソフトバンクとドコモが取り扱った(左が「Pixel 3」、右が「Pixel 3 XL」)。おサイフケータイにも対応していた
ソフトバンクスマートフォン振り返り 最新の「Pixel 6 Pro」(2021年)は、国内キャリアではソフトバンクのみの取り扱い。
ソフトバンクスマートフォン振り返り モトローラ製のコンパクトなフォルダブル「motorola razr 5G」
ソフトバンクスマートフォン振り返り ドイツの老舗カメラメーカー、ライカが全面的に監修した初のスマホ「Leitz Phone 1」。製造はシャープ

 中国メーカーのスマホも積極的に取り扱っている。SIMロックフリーモデルとして発売された「HUAWEI Mate 10 Pro」と「HUAWEI nova lite 2」を大手キャリアとして初めてソフトバンクが販売した。また、OPPOやXiaomi、ZTE製の買いやすい5Gスマホもラインアップしている。

ソフトバンクスマートフォン振り返り 「HUAWEI Mate 10 Pro」(2018年)。ライカと共同開発した1200万画素RGBセンサーと2000万画素モノクロセンサーを搭載。2つのカメラを生かした背景ボカシや、モノクロ撮影も可能だった

 そして、2021年11月には、トースターや扇風機などで独自のスタンスを築いた家電メーカー、バルミューダの初めてのスマホ「BALMUDA Phone」を国内キャリアで独占販売した。

ソフトバンクスマートフォン振り返り 大きな話題となった「BALMUDA Phone」。製造は京セラが担当

 MNO4社全てがiPhoneを取り扱う今日、iPhoneのソフトバンクといった印象はかなり薄くなった。ユニークなAndroid端末を国内キャリア独占で扱うことで、アグレッシブな姿勢が強く押し出されている。これからどんな面白い端末を販売してくれるのか、今後も期待したい。

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