ITmedia Mobile 20周年特集

初代「iPhone」から「iPhone 12」まで歴代iPhoneを撮り比べ 14年間でどれだけ進化した?ITmedia Mobile 20周年特別企画(1/4 ページ)

» 2021年09月13日 10時00分 公開
[荻窪圭ITmedia]
歴代iPhone撮り比べ 歴代iPhoneたち(の一部)。古い方から順に、左上が初代「iPhone」、右下が「iPhone 12 Pro Max」という順番にデザインの変化を意識してピックアップして並べてみた

 9月といえば新しいiPhoneが発表される(と思われる/ことが多い)月。どんなiPhoneになるかは知らないけど(信ぴょう性不明な情報は飛び交っているけど、そういうのはスルー)、この秋のうちに新型が発表されるのは確かでしょう。

 で、その前に、たまには歴代iPhoneをカメラで振り返ってみよう企画である。

Q:最初に出たiPhoneは何万画素だった?

A:200万画素。

 初代「iPhone」が誕生したのが2007年。日本での発売はなかった。実に小さくてシンプルで「App Store」もまだなく、インカメラはなし、アウトカメラは200万画素でAFもなし(固定フォーカス)だったのである。

歴代iPhone撮り比べ 初代iPhoneのカメラ画面は超シンプル。日本では使えないのだけど、いち早く未来に触れたかったので米国在住の知人から入手したのだった。

 iPhoneが日本で発売されたのは2008年7月、2代目となる「iPhone 3G」からだ。ソフトバンク表参道に前日の午後から友人たちと並んでゲットしたものである。懐かしや。

 あれから数年は行列が恒例行事になったが、徐々に並ばなくて初日に入手できるようになり、数年後には行列することなく平和な発売日を迎えられるようになったのである。

歴代iPhone撮り比べ 左が初代iPhone、右がiPhone 3G。今見ると実に小さい

 iPhone 3Gのカメラも200万画素。固定フォーカスで動画機能もなしと画質自体は初代とはあまり変わらなかったが、GPSが搭載されて撮影場所が記録されるようになり(よくずれていたけど)、サードパーティーのカメラアプリや編集アプリが続々と登場し、SNSも新時代を迎えたのだった。

 初代iPhoneとiPhone 3G。どちらもダメ元で充電したら動作してくれたので、引っ張り出してガスタンクを撮ってみたのがこちら。iPhoneのカメラはこの画質から始まったのだ。

歴代iPhone撮り比べ 初代iPhoneでいつものガスタンク。画角が狭いのが分かる。2007年のiPhoneで2021年のガスタンクを撮る
歴代iPhone撮り比べ iPhone 3Gでいつものガスタンク。初代iPhoneとはちょっと色の載せ方が違っていて面白い

 iPhone 3Gでは大量の写真を撮ったものである。

歴代iPhone撮り比べ 2008年、iPhone 3Gで公園の猫を撮影。

 この頃はまだ電子シャッターによるゆがみもあまり知られておらず、センサーの読み出し速度も遅くてゆがみが出やすかったので、ちょっと話題になった。

歴代iPhone撮り比べ 2009年1月。iPhone 3Gで新幹線車内から撮影した富士山。ゆがみっぷりと富士山とのかぶりっぷりが鮮やか。今のiPhoneはゆがみがかなり抑えられていて、まず気にならない

Q:最初にAFが搭載されたのは?

A:2009年に登場した「iPhone 3GS」

 「iPhone 3GS」は見た目こそiPhone 3Gと変わらなかったものの、画素数は300万画素に増え、AFが搭載されてピントが合うようになり、VGAサイズだったが動画機能も搭載された。中身は大きく進化したのだ。

歴代iPhone撮り比べ iPhone 3Gのデザインを踏襲したiPhone 3GS
歴代iPhone撮り比べ AFが動作しているの図。動画撮影もできるようになった

 やっとカメラらしくなってきたのである。残念ながら手元のiPhone 3GSはうまく動作しなかったので、昔撮った写真を。

歴代iPhone撮り比べ 2009年12月。浅草の雷門前で有名などら焼き。タッチAFが可能になったので喜んで使っていた記憶がある

 では、最初にインカメラが搭載されたモデルはどれだろうか。

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