ITmedia Mobile 20周年特集

初代「iPhone」から「iPhone 12」まで歴代iPhoneを撮り比べ 14年間でどれだけ進化した?ITmedia Mobile 20周年特別企画(3/4 ページ)

» 2021年09月13日 10時00分 公開
[荻窪圭ITmedia]

最初に1200万画素のセンサーを搭載したのは「iPhone 6s」

Q:最初に1200万画素になったiPhoneは?

A:2015年の「iPhone 6s」。

 2011年に800万画素になったiPhoneは、2015年に画素数が1200万画素に増える。2021年になっても1200万画素のままで、スマホのスタンダードになった感がある。無理に画素数を増やしても画質的にはいいことないので、しばらくこのままいくかもしれない(とか言っていると、次の製品で画素数が上がっちゃうかもしれないので、うかつなことは言えないんだけど)。

 iPhone 6sや「iPhone 6s Plus」も光学式手ブレ補正の有無という差別化はあったが、さらに動画が4Kに対応したことや、インカメラが500万画素にアップしたのもトピックだ。

歴代iPhone撮り比べ 右がiPhone 6sで、左がiPhone 6s Plus。カメラ性能の違いは光学式手ブレ補正の有無だった
歴代iPhone撮り比べ 2015年にiPhone 6s Plusで撮影したガスタンク。1200万画素と画素数がアップして高精細に
歴代iPhone撮り比べ 光学式手ブレ補正が搭載され、夜の撮影にも強くなってきた

Q:最初にデュアルカメラが搭載されたのは?

A:2016年の「iPhone 7 Plus」。

 iPhone 6でPlusモデルとの間にカメラ性能の差をつけ始めたAppleは、2016年の「iPhone 7」で光学式手ブレ補正を搭載したものの、「iPhone 7 Plus」の方をデュアルカメラに進化させ、またもやPlusの方を買わざるをえなくなったのだった。

 7 Plusは広角と2x望遠という構成で、発表時にアップデートで背景をぼかすポートレートモードを搭載すると宣言。無事、搭載されたのだった。

歴代iPhone撮り比べ 上がシングルカメラのiPhone 7で、下がデュアルカメラのiPhone 7 Plus
歴代iPhone撮り比べ デュアルカメラを生かしたポートレートモードが搭載されたのもiPhone 7 Plusなのだった

 翌2017年は従来の路線を踏襲した「iPhone 8」に加えて、「iPhone X」という新たなハイエンド機のラインが追加される。で、ホームボタンがなくなり、今ではおなじみのノッチが付いたのである。

歴代iPhone撮り比べ 左がiPhone 8 Plusで右がiPhone X。カメラの並びが縦と横
歴代iPhone撮り比べ 2017年、iPhone Xの広角カメラで撮影。好条件のときはほぼ今と変わらないくっきりした絵を見せてくれる
歴代iPhone撮り比べ iPhone Xの2x望遠カメラで撮影

 2018年には「iPhone 8s」は登場せず、代わりに「iPhone XS/XR」という構成になり、従来のPlusモデルは「XS Max」と名前を変えた。

歴代iPhone撮り比べ iPhone XS。XSとXS Maxの間にカメラ性能の差はなかった
歴代iPhone撮り比べ iPhone XSで撮影。HDRも賢くなり、画質も安定していて今でも十分イケる

 最近のモデルは、記憶も新しいしさらっといこう。

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