10万円超のハイエンド価格機で写真をキレイに撮れるのは当たり前な今日この頃、価格的にその下ながらランクはハイエンド機という「Xiaomi 11T Pro」のカメラはスマホカメラとしてどのくらいハイエンドなのか。あれこれ試してみた。
11T Proのカメラは見ての通りトリプル。というかダブル+1って感じ。内訳は超広角カメラ(一番外側)、メインの広角カメラ(一番内側)、その2つに挟まれたスーパーマクロカメラだ。
望遠カメラはないが、その分メインカメラに思い切り力を入れたと思っていい。
メインカメラは約1億800万画素。そこから9画素を1つにまとめるという「9-in-1 スーパーピクセル」仕様なので、通常は1200万画素の画像として出力される。まあ1億800万を9で割ると1200万になるからね。
まずはいつものガスタンクで。続いて、108Mモードにして1億800万画素で撮ったガスタンク。青空めちゃくっきりでコントラストが強めの見栄えのする絵だ。
と、これでは分かりづらいので中央部を100%表示にして並べてみた。1億800万画素で撮るとここまで細かく写る。
ただし、108MモードではHDRは効かないしAIを使ったシーン自動認識も使えない、ズームもダメということもあるので、どうしても高画素で撮りたいシーン(風景とか)以外は1200万画素でOKかな。
超広角カメラは0.6xでスマホの中でもかなり広角な部類。広角カメラが35mm判換算で25mm相当なので、その0.6xだから15mm相当ということになる。ただ、800万画素。メインカメラを1億画素で頑張って、超広角は少し落としてって感じだ。
でも、800万画素としてはもう実用上は問題なし。拡大してディテールを見ようと思わない限りイケている。望遠カメラはないけど、アプリには0.6x、1x、2xのボタンがある。2x時はデジタルズームだ。
最高で10xまで上げられるけど、実用を考えるとギリギリ5xまでかな。そして3番目のスーパーマクロカメラは写真モードのメニューから選ぶ。
そうするとスーパーマクロカメラに切り替わり、500万画素だけど超接近して撮れるという寸法だ。
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