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Xiaomiのスマートフォン「Redmi Note 9S」である。経験上、このクラスのスマホはハイエンド機と比べるとカメラ性能が劣るのである。だからRedmi Note 9Sもその1つかなと思いきや、なんと、カメラ性能がかなりいいのだ。
そりゃあトップクラスとは言い難いが、これだけ撮れれば、もうカメラ性能のためにハイエンド機を買う必要ってないんじゃない? ってくらい。
その安定感を実際に撮りながらチェックしていきたい。
Redmi Note 9Sのカメラは分かりやすく中央に4つついている。四角くきゅっとまとまっててよいデザインである。
上の2つがメインで使うカメラで「超広角」と「メインカメラ」。メインカメラ(広角カメラ)は4800万画素でレンズはF1.79。35mm判換算だと約26mm。実際には4画素を混合して1つとして扱うので1200万画素のカメラと思えばいい。
望遠カメラは持たないので、2×時はデジタルズームとなる。
48Mモードにするとフル画素(8000×6000ピクセル)を使って撮影できるが、ディテールが解像しきれなかったり暗部がちょっとざらついたりするので、普段は1200万画素のままで使うのがいいだろう。
超広角は800万画素でレンズはF2.2。カメラアプリの画面では「0.6×」と表示されるので、35mm換算で15mm相当くらいか。かなりの広角だ。画素数は多くないけど、普通に使う分には全く困らない。
下の2つのカメラはマクロカメラと深度センサー。専用のマクロ専用カメラを装備するのは唯一ではないけど珍しい。こちらはマクロ専用なのでフォーカスが合うのは「2cm〜10cm」のみで画素数は500万画素に抑えられている。
マクロカメラを使うには、メニューから「マクロ」をオンにする。
500万画素なので1944×2592ピクセルの画像となる。マクロ時はちょっと地味目に映りがち。距離が近すぎてAIが被写体を判断しづらいことや、センサーサイズが小さくそもそもあまり高画質ではないというのもあるだろうが、そうしたときはギャラリーで「美化」をかけてやると華やかになる。
「美化」ってのがいいよね。「ビューティー」より「美化」の方が懐かしさを覚えつつ新鮮に見えるのが不思議。
Redmi Note 9Sのカメラってあまりハデハデ系に走らないので、もうちょっと華やかにしたいなと思ったら「美化」である。
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