なぜ今、ドコモが固定電話サービスを始めるのか? 「homeでんわ」の狙いを聞く(2/2 ページ)

» 2022年03月28日 11時46分 公開
[佐野正弘,ITmedia]
前のページへ 1|2       

光とモバイル、どちらが主軸になるのか

 homeでんわの発表後の反響は上々のようで、滝澤氏によると「想定よりも大きな反響があった」とのこと。2021年12月末時点でhome 5Gは19万契約を獲得しており、その契約者がhomeでんわの利用者のベースになってくるものと考えるが、滝澤氏は「単体契約する人も一定数いると思っている」とも話している。

 先にも触れた通り、homeでんわセット割はドコモのスマートフォンの料金プランとセットで契約しても適用されることから、既に他の固定回線を引いている人、あるいは固定電話だけを利用したいというニーズにも対応できると見ているようだ。それゆえデバイスに関しても、当初はhome 5Gと一体になったものを考えていたが、単体契約者のことを想定して現在の形になったという。

homeでんわ homeでんわのデバイスはhome5Gのルーターと同じシャープ製だが、単体契約者がいることを考慮し別々のデバイスとして提供するに至ったとのこと

 ただ、ドコモは光コラボレーションモデルによる「ドコモ光」も提供していることから、ドコモが今後ドコモ光とhome 5G、どちらを軸としたサービスが主流になると見ているかは気になるところだ。だが斎藤氏はこの点について「光回線とhome 5Gのような商品は、利用者やターゲットが少し違う」ことから、あくまで固定とモバイル、双方によるサービスを提供してユーザーが選択できることを重視したいとしている。

 またhome 5Gやhomeでんわに興味を示す人はコストコンシャスな人が多く、提供を開始したばかりの「ドコモでんき」や「エコノミーMVNO」などと近しい部分もあるという。取材時点で具体的な販売施策は決まっていないというが、そうしたドコモのサービスの中で共通したつながりがある部分の強みを、販売にも生かしていきたいと斎藤氏は話している。

homeでんわ home 5Gやhomeでんわの利用者はコストコンシャスな人が多いことから、より価格重視の「エコノミーMVNO」との相性の良さも考えられるという

 なお、homeでんわのエリアについては、滝澤氏によると「電話転送役務の関係があり、必ずしもLTEエリアと同じではない」とのこと。具体的なサービスエリアについてはドコモのWebサイトに公開されているので、居住地で使えるかどうかは確認しておきたい。

前のページへ 1|2       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年10月25日 更新
  1. 「iPhone Duo」はLINEもポケモンGOも“黒い”余白だらけ? 日本の定番アプリは未対応が多く (2026年10月23日)
  2. 「Androidのマイナンバーカード」がスタートするもフル機能対応機種が少ない件 ポイントは「StrongBox」という仕組み (2026年10月24日)
  3. きょう発売の「iPhone Duo」、Apple 表参道でゲットしてきた 早速開封レポート (2026年10月23日)
  4. iPhone Duoを使って痛感した「Face ID」のありがたさ 充電スタンドに置いたまま通知が見られない不便さに苦しむ (2026年10月24日)
  5. ダイソーで1100円の「USB Type-C to HDMIケーブル」でスマホの画面をテレビに映すとどうなる? 対応機種なら試してみる価値あり (2026年10月24日)
  6. 進化した「Siri AI」で感じた、iPhoneの操作を一変させる実力 「AI出遅れ」の汚名返上なるか (2026年10月24日)
  7. モバイルSuicaの新決済「teppay」を早速試した 店員への伝え方や決済音は? スムーズに決済できる? (2026年10月22日)
  8. 「iPhone Duo」を試して分かった9つの疑問と本音 36万円超の折りたたみスマホは「買い」か? (2026年10月21日)
  9. ダイソーで330円の「人感・明暗センサーLEDバーライト(Type-C)」が意外と便利 1人暮らしの帰宅時や非常灯に便利  (2026年07月18日)
  10. デジタル庁が「Androidのマイナンバーカード」対応機種を公表 属性証明機能を使える機種は限定的 (2026年10月19日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー