ソニー、ウェアラブルサーモデバイス「REON POCKET 3」を4月21日に発売 冷却性能と駆動時間が向上

» 2022年04月21日 12時02分 公開
[金子麟太郎ITmedia]

 ソニーグループは、ウェアラブルサーモデバイス「REON POCKET 3(レオンポケットスリー)」を4月21日に発売する。メーカー希望小売価格は1万4850円(税込み、以下同)で、ソニーストア、Amazon、家電量販店で販売される。

 REON POCKET 3は、本体接触部分の体表面を直接冷やしたり温めたりできるウェアラブルデバイス「REON POCKET」の第3世代にあたる。新開発のサーモモジュールと放熱機構により、冷却性能と駆動時間を向上させたのが先代「REON POCKET 2 RNP-2」から進化したポイントだ。

 冷却性能については、USB給電時に先代比最大約1.5倍の吸熱性能を実現する「レベル4+」を新たに搭載。冷却によって生じる本体内部の発熱が最大約40%軽減され、排気温度の低減を実現している。

 駆動時間は先代比で最大約2倍になり、約1時間で90%まで充電できるようになった。

ソニー REON POCKET 3 小型・軽量を維持しながら、高効率での冷却が可能になった
ソニー REON POCKET 3 内部部品にシーリングを効果的に施し、水滴・ほこりが浸入しにくくなった

 個人に合わせた温度調節機能も強化。本体内蔵の4つの温度センサーと1つの加速度センサーを使い、冷温部の状態やユーザーの行動を検知し、好みの温度を持続可能な「SMART COOL MODE(スマートクールモード)」機能と、冷温部の状態やユーザーの装着・脱着動作をセンシングし、冷却・温熱を自動で開始・停止できる「AUTO START/STOP」機能を新たに搭載した。

ソニー REON POCKET 3 温度と行動を検知する5つのセンサー搭載する
ソニー REON POCKET 3 操作はアプリで行う。SMART COOL MODEは、通勤時の歩行、室内での会議など、周囲の温度変化に合わせて、自動で温度を調整してくれる機能だ。ただし、冷却にしか対応しない

 対応OSはiOS 13以降とAndroid 8.0以降で、通信方式はBluetooth 5.0 Low Energyとなる。充電端子はUSB Type-C。付属品は充電用ケーブル(USB Type-C ケーブル L型 100cm ⇔ USB Standard A)、シリコンコーティングシート、取扱説明書、保証書。

 本体サイズは約54(幅)×116(奥行き)×20(高さ)mmで、重量は約92gとなる。

 REON POCKET 3専用アクセサリーとして、ネックバンド「NECKBAND 2」も発売される。市場推定価格は1980円前後。首にかけるバンド部分の角度調整が可能になった。また、本体の吸気・排気機構に配慮した設計により、襟付きの衣服でも排気が気になりにくいという。

ソニー REON POCKET 3 REON POCKET本体と併用すると、従来製品「RNPB-N1」に比べ、吸排気効率が40%向上するという
ソニー REON POCKET 3

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