Apple MusicやSpotify、Amazon Music Unlimitedなど、さまざまなミュージックサブスクリプション(音楽の月額会員制)サービスによって、これまで聞かなかったようなジャンルの音楽を気軽にスマホで楽しめるようになってきました。
また、曲をダウンロード購入できるレコチョクやmora、iTunesといったサービスを利用すれば、わざわざストアまで足を運ばなくても、またアルバム丸ごと買わなくても、聴きたい曲だけを曲単位で楽しめます。
とはいえ、昔からの「フェバリットソング」をCDで持っているなら、それを生かしたいと思うのが人情というもの。最近では、CDを再生可能なドライブを搭載していないノートPCも多く、PCがあってもCDからスマホへ楽曲を取り込む(リッピングする)のが難しくなっています。どうすれば、持っているCDを生かせるでしょうか?
PCを使わず、簡単にCDリッピングするのに便利なのが、スマホ用CDレコーダーと呼ばれるジャンルの製品です。アイ・オー・データ機器「CDレコシリーズ」や、BUFFALO「ラクレコシリーズ」などが販売されています。
ここでは、筆者が以前に使ったことのある、CDレコシリーズの最新モデル「CDレコ6」を使って、秘蔵のCD音源をリッピングしていきますよ。
CDレコシリーズは、2014年4月に第1弾となる「CDレコ(CDRI-S24A)」が発売されてから、Wi-Fi対応(同年8月)、DVD対応(2015年8月)、iPhone専用モデル発売(2017年2月)、USB Type-C接続モデル(同年7月)や、より速くて安定したWi-Fi接続を行える11ac対応モデル(同年11月)など、着実に進歩し続けている、PCなしで音楽CDをスマホに取り込めるガジェットです。
専用アプリ「CDレコミュージック」では、CDリッピングだけでなく、歌詞表示、CDブックレット(CDジャーナル誌のデータベースに基づく)、ランキング(CDレコミュージックアプリでの再生数に基づく)、オリジナルCD作成、アーティスト/ジャンル/ジェネレーション/ムードを選んで行う自動再生、シャッフル再生、プレイリスト再生といった、音楽を楽しめる機能が盛り込まれています。
なお、対応OSは、iOS 11.0/Android 6.0以降です。
また、CD-R(書き込み専用のCD)だけでなく、USBフラッシュメモリや各種SDメモリカードへの書き込みにも対応。搭載しているUSBポートにBluetoothオーディオトランスミッターを挿せば、CDレコ6で再生した曲を直接スピーカーやヘッドフォンで聴取することもできます。
【訂正:2022年5月17日22時00分 初出時、「CD以外にもUSBフラッシュメモリや各種SDメモリカードに保存してある音楽も取り込めます」と記述していましたが、取り込めるのはCDからのみです。おわびして訂正いたします。】
サイズは約145(幅)×168(奥行き)×17(高さ)mmで重さは約400g。一般的なCDドライブ同様、トレイが開閉するディスクローディング方式を採用しています。バッテリーを内蔵していないので、電源が必要ですが、5V/2A以上の出力ができるモバイルバッテリーでも動作するので、ドライブなどでも使いやすいでしょう。
では、実際に取り込んでいきましょう。
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